銀座の若大将


爽快!加山雄三の直滑降!若さと恋のカクテルに酔おう!

データ
1962年2月10日封切り
併映作品/明日ある限り(監督:豊田四郎)
カラー/東宝スコープ/94分2580メートル/モノラル


スタッフ
製作:藤本真澄
脚本:笠原良三、田波靖男
監督:杉江敏男

キャスト
田沼雄一・・・・・加山雄三
中里澄子・・・・・星由里子
田沼久太郎・・・有島一郎
田沼リキ ・・・・・飯田蝶子
田沼照子・・・・・中真千子
石山新次郎・・・田中邦衛
江口  敏・・・・・江原達怡

解説
今回は軽音楽部に籍を置きながら、拳闘部にスカウトされるという設定。「東からきた男」につずいて加山雄三が挑むボクサーという役は、石原裕次郎をはじめとする若手青春スターが一度は演じる、いわば通過儀礼だった。また、このシリーズにたびたび登場するスキーが早くも取り上げているのに注目。前作に続き杉江敏男の演出はますます快調雄一の“若旦那”的なキャラクターは、初期の2作で確立されたところが大きい。「椿三十郎」で黒澤明にしごかれた直後の加山はリラックスした好演を見せる。

楽曲リスト
・夢をえがいて(作詞/三田恭次 作曲/広瀬健次郎)
・星空(作詞/岩谷時子 作曲/中村八大)

音楽解説
「夢をえがいて」 照子から頼まれた雄一がファッションショーのステージで歌う曲。
「星空」 雄一がレストランの2階で、道路を隔てた洋裁店に住む澄子のためにギターを弾きながら歌う名場面で歌われた曲。名前を聞かれた雄一が“椿三十郎”と答えるところは楽しい楽屋オチ。

あらすじ
京南大学軽音楽部の雄一は、島川の経営するレストランで母校と城東大の拳闘部の乱闘に加勢する。バンド演奏でステージに立つ雄一をを見て、洋裁店のお針子・澄子は好意を寄せる。雄一は腕っ節を買われて拳闘部に入る。一方、店を壊した責任をとるため、レストランに住みこみのコック見習に。雄一が出張先の万座ホテルで島川の娘・信子と仲良くしているところを澄子は誤解する。城東との対抗試合に臨んだ雄一は強敵・熊田を倒して勝利する。澄子は雄一の同級生・京子から彼のほんとうの気持ちを聞くのだった。

興行成績
推定番組配収:1億9300万円
推定入場人員:260万人


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