ゴーゴー!若大将
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ビートで猛ダッシュ!歌に恋にラリーに若大将の魅力爆発
| データ |
| 1967年12月31日封切「東宝・宝塚映画作品」 併映作品/日本一の男の中の男(監督・古澤憲吾) カラー/東宝スコープ/89分/2442メートル/モノラル |
| スタッフ |
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制作・藤本真澄
脚本・田波靖男
監督・岩内克己 |
| キャスト |
田沼雄一・・・・・加山雄三
越川澄子 ・・・・星由里子 田沼久太郎・・・有島一郎 田沼リキ ・・・・・飯田蝶子 田沼照子・・・・・中真千子 石山新次郎・・・田中邦衛 江口 敏・・・・・江原達怡 |
| 解説 |
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アルプス、香港、南太平洋と海外ロケとつづいたシリーズの10作目は、久々の国内ロケ。67年は加山雄三ブームが最高潮に達し、正月、夏、年末と封切られた。今回は近畿・中部を縦断するラリーと、琵琶湖を背景に駅伝競走が展開される。日産自動車(後に雄一が就職する日東自動車のモデル)の全面協力を経て、レギュラーの江原達冶がラリー指導も担当。
宝塚映画の製作のため、桑原和男や原辰男ら吉本新喜劇のメンバーが助演。元宝塚のトップスター浜木綿子がゲスト出演。
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| 楽曲リスト |
| COOL COOL NIGHT(作詞・作曲/弾厚作)
幻のアマリリア(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
WHY DON’T YOU(作詞・作曲/弾厚作) 別れたあの人(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作) 勇気ある人々(作詞・作曲/弾厚作) |
| 音楽解説 |
「COOL COOL NIGHT」 タイトルバックと“全日本学生ラリー”のシーンに流れるロックナンバー。本作の準サントラLP「加山雄三のすべて第3集」収録。
「幻のアマリリア」 夕暮れの公園で雄一が澄子に愛を囁くシーンで歌われる。バックの男女がいきなりミュージカルしてしまうのが微笑ましい。歌詞はレコードとは異なっている。 「WHY DON‘T YOU」 京南大学の学園祭で、雄一がザ・ランチャーズを率いて演奏するロック・ナンバー。「真冬の帰り道」などのヒットを飛ばすランチャーズのメンバーがこの作品で揃う。 「別れたあの人」 オリジナルはムード歌謡だが、映画では雄一のトランペットによって奏でられる。 「勇気ある人々」 ラリーの場面で流れる。前述のアルバムに収録されている。弾厚作のインスト曲。 |
| あらすじ |
京南大学陸上競技部のホープ・雄一は、田能久の若旦那として町内会の夜回りに駆り出され、その晩起こった小さな事件から、ガソリンスタンドに勤めるBG澄子を知った。学校でゴーゴーのリズムに躍る若大将にほのかな恋心を抱く澄子。雄一も夢中になる。ある日、若大将は自動車部の江口に頼まれ“全日本学生ラリー”に出場するため京都に向かう。そこで自動車部のスポンサーで青大将の父に祇園へ招待された雄一は、酒宴で京奴と会った。
カーマニアの京奴は、ラリーの出発点にも顔を見せ、はるばる京都に駆けつけた澄子の嫉妬心をかきたてた・・・。
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| 興行成績 |
推定番組配収4億7200万円
推定入場人員238万人
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