日本一の若大将
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夏の太陽は俺のもの!若さだ!恋だ!スポーツだ!
データ |
1962年7月14日封切 併映作品/香港の星(監督:千葉泰樹) カラー/東宝スコープ/96分 2591メートル/モノラル |
スタッフ |
製作:藤本真澄 脚本:笠原良三、田波靖男 監督:福田 純 |
キャスト |
田沼雄一・・・・・加山雄三 星由里子・・・・・中里澄子 田沼久太郎・・・有島一郎 田沼リキ ・・・・・飯田蝶子 田沼照子・・・・・中真千子 石山新次郎・・・田中邦衛 江口 敏・・・・・江原達怡 |
解説 |
前2作をステップボードに戦前の“若旦那”ものにない、加山雄三独自の魅力を打ち出した初期の傑作。一般的な若大将のイメージの、実質上の出発点となった。今回はマラソン選手に扮し、水上スキーにも挑戦している。監督はシリーズ初参加の福田純。この作品の大ヒットで常連監督となる彼のダイナミックな演出はほぼ完成されており、クライマックスのマラソン大会の高揚感はシリーズで1、2位を争う。 |
楽曲リスト |
・日本一の若大将(作詞/青島幸男 作曲/中村八大) ・一人ぼっちの夜(作詞/三田恭次 作曲/広瀬健次郎) ・青い月影(作詞/岩谷時子 作曲/広瀬健次郎) |
音楽解説 |
「日本一の若大将」 本作の、いやシリーズ全体のムードを象徴するテーマ曲。「スーダラ節」を始めとするクレージーキャッツのヒット曲を連作し、多いに気を吐いていた青島幸男が書いた歌詞は、主人公のキャラクターを盛り込みつつ、若さを強調した威勢のよさで、さすがにインパクト十分。江戸っ子ならではの“粋”が雄一のキャラクターにぴったり合っている。 「一人ぼっちの夜」 東宝映画おなじみの芦ノ湖畔、月の下でデートした雄一と澄子が船上でデュエットする、ロマンチックなナンバー。シリーズで始めて星由里子の歌声が聞ける。 「青い月影」 マネージャーの青大将のおかげで急遽アルバイトをするはめになった雄一がホテルのクラブで歌う曲。ムード歌謡のナンバーだ。 |
あらすじ |
親友の江口が照子に首ったけなのをしった雄一は、妹の縁談を壊す。一方スポーツ店の澄子は 、青大将がボートの代金を払ってくれなくて困っており、リキが久太郎の預金を無断で引き出したため、肩代わりした雄一は勘当される。芦ノ湖畔にで合宿に参加した雄一は水上スキー大会に優勝するが、社長令嬢・美幸との仲を誤解してしまう。マラソン大会の当日、真相を知った澄子の応援を受けた雄一は優勝した。 |
興行成績 |
推定番組配収:2億9300万円 推定入場人員:347万人 |