レッツ・ゴー若大将

加山雄三の魅力またまた爆発!青春に帆をかけて歌に恋にサッカーに大活躍!

データ
1967年1月1日封切
併映作品/社長千一夜(監督・松林宗恵)
ラー/東宝スコープ/91分/2475メートル/モノラル

スタッフ
制作・藤本真澄
脚本・田波靖男
監督・岩内克己

キャスト
田沼雄一・・・・・加山雄三
仁科澄子 ・・・・星由里子
田沼久太郎・・・有島一郎
田沼リキ ・・・・・飯田蝶子
田沼照子・・・・・中真千子
石山新二郎・・・田中邦衛
江口  敏
・・・・・江原達怡

解説
 正月作品として封切られたこの作品を含めて、この年は何と3本の若大将映画が公開された。その先陣を切った本作は、香港・マカオにロケを敢行。
 スポ−ツは、当時、第一次ブームを迎えたサッカーが選ばれている。共演には香港から陳曼玲を迎え、香港ものには欠かせない宝田明、ナイスヴァディの前田美波里ら多彩な面々。また、「フレッシュマン若大将」以降、ニ代目ヒロイン・節子を演じる酒井和歌子が、スチュワーデス役でシリーズ初出演。「エレキの若大将」に続く岩内克己監督は特に美しい絵作りに才能を発揮。

楽曲リスト
まだ見ぬ恋人(作詞/原とし子・補作詞/岩谷時子 作曲/弾厚作)
旅人よ(作詞/岩谷時子 作曲/弾厚作)
I FEEL SO FINE(作詞・作曲/弾厚作)
フォー・オクロック(作曲・弾厚作)

音楽解説
「ドラム・ソロ」 東宝マークから始まる加山雄三のドラム・ソロ。特別出演もしているジャズ・ドラマーの大御所、白木秀雄の指導によるもの。
「まだ見ぬ恋人」 雄一がオープン・リールのテレコで作曲する場面が印象深いナンバー。香港の浜辺で歌われるシーンの演出は、ことのほか美しい。
「旅人よ」 香港遠征の壮行会でワイルド・ワンズをバッ
クに歌う加山雄三の代表曲。後半、夕景の中で歌われる場面も印象的。
I FEEL SO FINE」香港市内をオープンカーでとばすシーンに流れた軽快なRRナンバー。
「夜空を仰いで」 香港の一夜、澄子と
デートする雄一が歌う、セリフ入りのロマンチックな曲。
「フォー・オ
クロック」 美芳が新帝劇に開いた中華料理店で雄一が飛び入りで演奏するインスト・ナンバー

あらすじ
 サッカー部の雄一は、香港に遠征する学生選抜チームに選ばれた。一方、田能久は新帝劇の名店街に進出する事になり、開店披露の引き出物を買いに出かけた雄一は、宝石店に勤める澄子と知り合う。全日本チームは香港へ向かい、青大将も一緒に出発した。
 雄一は香港の中華料理店の娘・美芳を紹介され、現地へ出張していた澄子とばったり出会うが、彼女は二人の仲を誤解してしまう。東京に帰った雄一は、美芳と再開。彼女を京都に案内するが婚約者の呉隆を紹介され、彼らを祝福する。西北大との決勝戦の日、誤解も解けた澄子の声援を受けた雄一は、見事シュートを決めて勝利した。

興行成績
推定番組配収4億1800万円
推定入場人員280万人

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