歌う若大将

ハワイアンの調べ エレキの強烈なビートにのせておくる加山雄三魅力の歌声!
日劇「加山雄三ショー」より

データ
1966年9月10日封切
併映作品/パンチ野郎(監督:岩内克己)
カラー/東宝スコープ/71分/1933メートル/モノラル


製作スタッフ
制作:藤本真澄
構成監督:長野卓
撮影:西垣六郎
照明:西川鶴三
音楽:弾厚作・森岡賢一郎
日劇ステージショースタッフ
構成演出・日高仁
振付・梶鉄哉
音楽・森岡賢一郎
衣装・小磯豊治
照明・村井嘉兵衛
舞台監督・松本安史/田口豪孝

出演者
加山雄三
ザ・ランチャーズ
大橋節夫とハニー・アイランダーズ
ストリング・ファンタスティック・オーケストラ
司会・志摩夕起夫
劇ダンシングチーム
日劇オーケストラ指揮 多忠修

解説
3日間で2万7千人を動員した日劇における加山雄三初のワンマンショー(同年7月15日〜17日)を中心に、シリーズ初期の名場面や新撮影部分も加えた音楽ドキュメンタリー。東宝の演劇/音楽興行部門の要であった日劇では映画と実演の日本立てが売りだったが、この時は7月13日封切の「ゼロファイター・大空戦」が上映され、文字通りの加山雄三ずくしだった。
 ヒット曲を次々に披露する時代のヒーロー=加山雄三を克明に記録した本作は、ショーを見られなかった全国のファンにとって、何よりの贈り物となった。

楽曲リスト
君といつまでも(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
マイ・ジプシー・ダンス(作詞・作曲/弾厚作)
君の瞳の蒼空(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
青い星くず(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
白い浜(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
波乗り(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
お嫁においで(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
砂と波(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
アロハ・レイ(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
夜空の星(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
夕陽は赤く(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
ブーメラン・ベイビー(作詞・作曲/弾厚作)
ブラック・サンド・ビーチ(作曲/弾厚作)
恋は赤いバラ(作詞/岩谷時子・作曲/弾厚作)
俺は海の子(作詞/岩本敏男・作曲/弾厚作)
カラス(作曲/弾厚作)

音楽解説
カラス」 タヒチに遊ぶ加山雄三の姿を紹介するシーンのBGMとして流れるエレキ・インストは、映画のキュー・シートによるとカラス」と命名されている。演奏はもちろんランチャーズ。この時期は大矢茂と喜多嶋修が高校生だったために、プラネッツ(慶応大)の堤光生(ギター)と岩崎道夫(ベース)が参加しているが、録音には大矢、喜多嶋も加わっているという。これまでどのアルバムにも収録されていなかったがオリジナル録音が、映画の効果音が一切入っていない形で発見されている。

興行成績
推定番組配収1億3600万円
推定入場100万人

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