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DARUMASHI-KIKOU PRESENTS
TAHITI BORABORA 〜タヒチの海は碧かった〜
第6弾は「お土産ショッピング〜ボラボラ最終日」までのエピソードです。
5日目 7/23(日)
お土産ショッピング、日曜日は要注意!
部屋に飾ってあった版画ここまで買い物らしい買い物もせずに過ごしてきた私たちだったが、ボラボラでの滞在も残すところ1日半となり、 「そろそろお土産を見繕わなくては・・・。」ということで、再度ヴァイタペへショッピングに出かけることにした。
その前にホテル内のショップで、部屋に飾ってあったような版画を買おうと相談していたので、出掛けに覗いてみると、なんとお休み!!店の入り口に『日曜日はお休み』云々と張り紙がしてあった。やられた! ボラボラの商店は日曜休業のところが多いとガイドブックに書いてあったが、まさかホテルのショップまでも・・・。「明日、もう半日時間あってよかった〜。」と胸を撫で下ろし、ヴァイタペへ出かけた。
「え!?でもヴァイタペのお店も休みじゃないの?」「まぁ、とりあえず行ってみましょう!」
パレオを買った店まず、港のまわりにある『いかにも』な土産物屋を物色。船着き場の向かって右手にあるお店で、風にはためくパレオの中から、ブルーとイエローが鮮やかなお魚や貝殻の柄のをゲッチュー。1,000CFPなりー、安いっ!
お次は、センター・コマーシャル・ル・ファフィアにあるTシャツショップで夫がランニングとTシャツを物色。見ている間に私も欲しくなりTシャツを物色。 さらに、さっき買ったのとは違うタイプのパレオ(こちらは少し高級)で、ホテルのショップに売ってたのと同じのが、3分の2くらいの値段で売っているのを見つけた。「かわいい柄がいっぱいあるな〜。」と見れば見るほど欲しくなり、「もう1枚買ってもいい?」と夫に甘えてみた。
2枚目のパレオ結局、夫はランニングのサイズがデカ過ぎるということであきらめてTシャツ1枚を選定。私もTシャツ1枚とタヒチアンの女性のイラストが描かれたパレオを購入。ん〜、余は満足じゃ。
そういえば、どこかで誰かが言ってたっけ、『ボラボラで売ってるTシャツは全部「MADE IN USA」。でも心配することなかれ、ボラボラには縫製工場がない為、Tシャツはすべて輸入。でもプリントはボラボラだからね!
野良犬に付きまとわれながら、お土産を探し求めてウロウロするものの、人様に差し上げられるようなものはナ〜イ!結局自分たちの物だけ購入。
日曜はチン・リーが午前中しか開いていないらしいので、ちょっと焦り気味で飲み物なんかを調達してホテルに戻ることにした。「土曜日の午後から日曜日にかけて、ホテルやレストラン以外ではアルコールは販売していない」と何かで読んだので、ちょっぴり心配していたがセーフ!本日もヒナノビールをGET。

ルームサービス
ボラボラ最後の午後は、ホテルでのんびり気分を満喫することにした。
さっき買ったパレオで、ガイドブックに載ってたいろんな巻き方をさっそく実践。夫も面白がって巻いていたが、どう見ても『原住民』だった。
最後のシュノーケリングを楽しみ、バルコニーでオテマヌ山を眺めながら魚にパンをやり「はぁ〜っ・・・今夜でボラボラ最後なんだなぁ〜・・・」と感慨もひとしお。
ルームサービス今日はもうどこへも出かけないと決めたので、遅めの昼食兼早めの夕食をルームサービスでとる事にした。「通じるかなぁ〜?」と夫がドキドキしながらオーダーしてくれた。
しばらくして、ちゃんと頼んだ『アメリカンハンバーガー』と『ボロネーゼのパスタ』が届いた。「おぉっ!ウマそう!」しかし見た目とはウラハラにほとんど味がない!添えられていたケチャップやタバスコをたっぷりかけて、やっと食べられる味になった。この見た目とのギャップはかなりショックだった。でもやっぱイモだけはウマかった!しかし、なんでハンバーガーにまでパンが付いてくんの?

展望台
外もまだ明るかったので、腹ごなしに敷地内にあるらしい展望台へ行ってみることにした。
ガーデンバンガローの裏を通り、うっそうとした小道を登ることしばしでパノラミックポイントに到着。
展望台からの眺め「暑ぅ!」今回の旅行で初めての汗。 しかし、夕暮れのオテマヌ山を背景にしたホテル全景は、海側から見るのとはまた違った美しさで、頑張って登った甲斐があった。
ビール片手にヨイヨイのアメリカ人のおっさん(このおっさんを滞在中何度か見かけたが、常に酔っ払っていた)が、私たちがカメラを持っているのを見て、頼んでもいないのに写真を撮ってくれた。出来上がった写真は、残念ながら逆光で顔が真っ暗だったが・・・。
展望台周辺は樹木が多いので、当然のことながら蚊が多い。夫が体にとまった蚊をパチンと叩いて痒そうにしていると、近くにいた海パン一丁のケニヤのマラソン選手みたいな小柄な黒人が「オレも!」というような感じでニヤニヤしながら体を掻いていた。「あー、外人も蚊にさされるんだー。」と思った。
「明日には、このホテルともボラボラともオサラバなんだなぁ・・・」と、ちょっぴりたそがれながら部屋まで戻った。
6日目 7/24(月)
さらばボラボラ!
大きい方の版画
▲夫のお気に入りの版画(大)
小さい方の版画
▲家に帰って自分で額装しました
とうとう今日はボラボラ島を離れる日。
タヒチ島パペーテへの国内線は15:50発だが、ホテルのチェックアウトは11:00、荷物もそれまでに部屋の外に出しておかなくてはいけないので、まずは昨日買えなかった版画を買うためにホテルのショップへGO!
何種類かある版画のうち、一昨日までに大体欲しいのを決めてあったので、もう一度見直して気に入ったA2サイズくらいのものとB4サイズくらいのもの1枚ずつを買うことにした。両方で約20,000CFPと少々お値段は張ったが、旅の記念として長く形に残り、帰国後も毎日眺めてボラボラ気分を味わえると思えば、それくらいの奮発はなんのそのである。最初に欲しいと言い出した夫もゴキゲンだった。
この版画、帰りにファアア空港の土産物屋(黒真珠メインの店)で額入りで売ってるのを見たが、ビックリするほど高かった。 お持ち帰りOK?そういえばホテルのショップで部屋に置いてあったのと同じ、ピンクがキュートなココナツシャンプー&リンスが2,000CFPくらいで売ってた。(高けぇ〜!)部屋のやつ持って帰ってきちゃったけど〜。 あとコテージ周辺に生息するお魚ちゃんのイラストと名前を説明した下敷きみたいなのも売ってた。これも部屋のやつ持ってきちゃったけど〜!
部屋へ戻ってスーツケースに先ほど買った版画を大事にしまう。「入るかなー?」と心配していたがギリギリセーフ。ホッ。
片づけをちゃっちゃと済ませて、チェックアウトまでバルコニーに出て過ごす。「あ゛〜、ホントに終わりだよぉ〜。帰りたくないよ〜!」とやや、しんみりムード。5日間、私たちのものだった目の前の青い空と透明な海、それにオテマヌ山を見つめながら、「いつかまた来るぞ〜!!」と心に誓ったのであった。
フロントにチェックアウトに行き、まずは昨日飲んでもいないのにつけられてたミニバーの伝票を差し出し、「NOコーク!2ヒナノオンリー」と夫がメガネのフランス人男性に伝えるとすんなり通じた。「夫も度胸がついたもんだなぁ〜、感心感心。でも慣れた頃にはおしまいなのよねぇ〜。」難なくチェックアウトをクリアした。
空港までのシャトルボートの出発時間は14:00、まだ3時間もあるぅ〜! 今まであまりじっくり見ていなかった方向から景色を見てみたり、写真を取り残した部分を撮影したり、ロビーでぼぉ〜っとしたり・・・・・。それでも、この最後の時間は持て余してしまって、少しもったいない過ごし方をしてしまった。しかし、ヴァイタペに行くにしても1時間1本のシャトルボートではビミョーなところである。
そういえばこの時も、やっぱりひとみさんはいなかった。朝チラッと見かけたんだけどなぁ・・・
ロビーにはひとみさん専用デスクがあって、そこに日本人ゲストとひとみさんとの『伝言ノート』みたいなのがある。ひとみさんが不在の時に聞きたい事、確認したい事なんかを書いておけば、後でひとみさんが連絡をくれるというものだ。結局私たちは利用しなかったが、どんなことが書いてあるのか覗いて見た。「飲んでいないミニバーの料金を払ってしまいました。」 「アクティビティの料金を日本で払ってきたのですが、チェックアウト時に請求されたのでまた払ってしまいました。どうすればいいでしょうか?」などなど・・・。あれ?おかしいな?と思いつつも、どう伝えたらいいか分からなくて余分に支払ってしまったという内容のものが多々あって驚かされた。これを読んで、「私たちってけっこうマシだったのねー。」と思えてしまった。
桟橋の魚たち桟橋でシャトルボートを待ちながら最後の餌付け。「カワイイお魚ちゃんたちよー、サラバじゃ!またいつか会おうぞ!」
ここへきた日に乗ってきたような豪華なシャトルボートで送ってくれるのかと思いきや、ホテル〜ヴァイタペ間のシャトルボートに毛が生えたようなちっちゃなボートである。「え〜っ!?こんなボートで空港まで行くのかぁ〜???」 しかも、このボートに乗るのは私たち二人とおじさんが一人だけである。一緒に来た日本人のみなさんは、1日早くタヒチ島に渡ってしまったらしい。もったいない。
高速艇の旗船は、空港ではなくヴァイタペ港に向かっていつものコースを進んでいく。「あれれ?」と思っているうちに、慣れ親しんだ港に到着。どうやら空港までは乗合の高速艇で行けということらしい。悲しいかな、たった二人の客では、ホテル所有のあのゴージャスな空港送迎ボートは出せないという事のようだ。「まぁ、いろんなのに乗れて、これもいい経験ってか?」と自分を納得させることにした。
ここでもしっかり待たされ、「飛行機に間に合うのかよー?」と心配になりかけた頃、ようやく出発。
デッキに出て風を受けながら、最後にもう一度ボラボラの青い海をこの目に焼き付けた。 「さよ〜なら〜ボラボラ〜!ありがと〜ボラボラ〜!!」

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