April.26,2003 第4週 妻になるとき母になり?

4月21日
        昼休みなんだろう。仲村トオルが病院の屋上で牛丼弁当を食べている。雨が降ったらしくて床はびしょ濡れ。シーンが変わるとうなぎ屋の前。お昼どきが終わろうとしている。日がサンサンと射していて地面はすっかり乾いている。このふたつの場所はかなり離れたところにあるのだろうか(笑)?

        伊藤蘭のおかみさんが、休憩時間を無くして通しで働こうという提案をしている。だから言わんこっちゃない。花火大会は稼ぎどきだったんだから、夜も営業すればよかったのに(笑)。

4月22日
        毎朝観るようになって4週目に入っている。朝から嫌な気分になるのは、いつもツンツン、キリキリしている伊藤蘭のおかみさんと、反抗期にある仲村トオルの娘さっちゃん(黒川智花)。

        このふたりに共通しているのは、こころと仲村トオルの結婚に反対しているということ。しかしよく考えると、このふたりの言い分はもっともなのだ。

        今朝は伊藤蘭がついにキレて、こころに「家を出ていけ」と勘当宣言。こころは店を継ぐ意志が無いというのだし、スチュワーデスという仕事を持っているのだから、自立してひとり暮らしをした方がいいと思う。伊藤蘭が言うように、結婚してふたりの子供を育てるなんて、今のこころには無理だ。それに仲村トオルの朝倉という人物が何を考えているのかわからないのだ。金が無いのに診療所を作ろうとしている。育ち盛りの子供もふたりもいる。この上、再婚までしようとしていて、大丈夫なのかあ。なんだかその割りに優柔不断なところがあって、この再婚の件も、こころに言い寄られて、ついフラフラと一緒になってしまったという気がするのは私だけだろうか?

        また、さっちゃんの気持ちもわかるような気がする。自分が中学生の女の子で、突然23歳の女の人が自分の新しいおかあさんになると言われたら、それは絶対に嫌でしょ。しかも二枚目のおとうさんに嫁さんが来るなんて、ますます嫌だ。

4月23日
        さっちゃんに、弟の誕生会をやるから料理を作ってみろと挑まれる。弟はグルメだから豪華なものにしなければダメだと言われ、こころはそれを本気にしてしまう。5才のガキがグルメねえ(笑)。

        料理の本を見て作ろうとするが、自信が無い。そこで店の職人(モロ師岡、山谷初男、勝俣州和)に料理本を見せて作ってもらう。メニューはパエリアのようなもの、何だかよくわからない鶏料理、それとケーキ。ほらほら、そこからしてもう間違っている。うなぎ職人に地中海料理作らしてどうするの。職人の方もヘン。コンソメが無いからこんぶでダシを取ればいいと言い出すし、サフランの代りに菊の花を使うし、オーブンが無いから蒸し器なんて、もう常識以前の問題でしょうが、それ(笑)。こころちゃん、結婚の前にまず料理学校にでも行こうよ(笑)。

        タッパに詰めて、仲村トオルのマンションへ。食べてみると不味いのなんの・・・・・って、あのねえ、料理人たるもの味見もしないなんてことあるかあ? 職人さんたち、味見して、よしと渡したというなら・・・・・私だったら、そんな職人さんが働いているうなぎ屋で食事したいとは思わないなあ(笑)。

4月24日
        さっちゃんには好きな男の子がいるのだが、この子はクラス中の人気者らしい。いつも女の子に取り巻かれている。男の子ともっと親しくなりたいと思っているのだが、他の女の子のガードがきつく、この男の子も特定の女の子と付き合う意志がない。そこになぜか、こころたちが一枚かんでくる。この男の子に仕返しをしようというのである。ちょっと、ちょっと、子供の喧嘩のようなものに大人が口を出すなよなあ(笑)。それも、こころの友人たち(小池栄子、羽田実加、阿部サダヲ)を撒きこんでの大芝居を打つ。阿部サダヲの怪演が見物で面白いのだが、これじゃあ女子中学生相手の援助交際相手(しかもヤクザ)にしか見えないでしょ(笑)。それにしてもおせっかい以外の何物でもない。

        どうも気になるのだが、このうなぎ屋[きよ川]は、食べ終わったお客さんを、和服を着た岸恵子と伊藤蘭が外まで送りに出る。こころがいるときには、こころまで一緒に送りに出る。一流料亭ならともかく、街のうなぎ屋がそんなことやらないだろう。和服の女性が送りに出てくれるところといったら、他にはキャバレーやクラブ(笑)。

2月25日
        家を出されたこころは、小池栄子の船宿に転がり込んでいる。朝、やはりここでも目覚まし時計をいくつも仕掛けているのだが、起きられない。結婚うんぬん言うより、まず、その性分をなんとかしろよ(笑)。結婚して毎朝、食事も作らず、子供の面倒も見ないという、だらしないおかあさんの姿が浮かんできてしまうではないか。

        浅草サンバ・カーニバル・・・・・ということは、8月の下旬。でも実際に撮影されたのは冬。あららら、ロケまでやってるよ。ほとんど裸姿で踊っているオネエサンたち、ご苦労さまです。寒かったろうなあ。

        もう一度結婚の許しを得ようと、こころの家に向うこころと仲村トオル。途中で浅草寺にお参りに寄る。時刻は昼すぎ。サンバ・カーニバルの当日。なのに、なぜか浅草寺は閑散としている。偶然、人がいなかったのね(笑)。

        仲村トオルが、前妻と離婚した理由を語るのだが、その離婚理由がよくわからない。どんな相手だったんだろう。離婚調停でふたりの子供を父親が引き取ることになったんだろうが、そんなことってあり? 少なくとも、5才の子供は母親が引き取るべきだろう。母親がよっぽどだらしないとか、子供に暴力をふるうとか、アル中だったとか、人を殺して服役中だとか、他の男を作って逃げたとか・・・・・うーん、このへんの事情を知りたい。

4月26日
        阿部サダヲと仲村トオルが決闘。と言っても、銭湯長湯対決。どちらが長い間風呂に入っていられるかの競争。クダラネー・・・けど、まあいいか。銭湯に名画座のポスターが貼ってある。『ゴースト・オブ・マーズ』 『ザ・ワン』 『ハイ・クライムズ』 『ダスト』・・・・・。ここまでは一瞬で目に入った。さあさあ、面白いことになってきたぞ。このドラマ、設定は今は2000年の11月だ。ところがこれらの映画が公開されたのは去年(2002年)。うふふふふ、ロードショウもされていない、というよりまだ完成すらしていない映画が浅草ではもう公開されてるのね(爆笑)。        


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