May.6,2003 第5週 てんやわんやの華燭の典

4月28日
        仲村トオルと結婚することになったこころ。新居の整理にやってくる。友人の小池栄子と羽田実加も手伝いに来ている。そこへ家具屋がダブルベッドを持ってやってくる。こころは、そんなものを注文していない。実はこれは小池栄子たちからの結婚祝いなのだということを知らされる。ふうん、結婚祝いにダブルベッドをいきなり送りつけてくるのね。引っ越し祝いなどで家具を贈るというのは、けっこう迷惑な話だ。家具ってけっこう好みもあるし、場所を取るものだから本人たちの希望を聞かずにいきなり送り付けて来るというのは、非常識だよなあ。しかも場所を取るダブルベッド。そんなの本人に相談してからにしなさいよ。こころが、「これは受け取れない」と言うと、小池栄子は「私たちの気持ちが受け取れないの?」と食って掛かる。宴会の酔っ払いじゃないんだから(笑)。

        仲村トオルの両親に会うために旅行の仕度をしているこころ。これまたモタモタしているらしく、母親から「早くしないと新幹線に乗り遅れるわよ」と注意される。早くしろよ、もう。毎日毎日グズなんだよな、こころって主人公。その割りには、このあとまた親と話し込んでいる。そんなことしてないで早く出なさい。新幹線に間に合わないぞー!(笑)。

4月29日
        いかん、いかん。祝日でもNHKの朝ドラって放映されるのね。すっかり観るのを忘れてしまった。

4月30日
        一日見逃したが、筋の展開にはあまり影響が無いようだ。仲村トオルの新潟の実家に泊まっているこころ。仲村トオル、そして子供の中学生のさっちゃんと、幼稚園児の優太くんも一緒。どうも一泊ではないようだ。こころの父親(寺尾聰)は離婚後、やはり新潟で花火職人をしている。仲村トオルは、こころの父親に挨拶に行くと言い出す。父を憎んでいるこころは、これを拒否する。

        こころを実家に置いて、ふたりの子供を連れて出かける中村トオル。中村トオルのおかあさんが、3人をバス停に送る。優太には、「はい、ジュース」と水筒を渡す。いまどき水筒にジュース入れて渡すかねえ。ジュースなんて自動販売機でいくらでも売ってるでしょ。たとえ田舎だったとしても(笑)。さっちゃんには、「はい、ハンカチ」とハンカチを渡す。そんなのはバス停で渡さないで、家で渡しなさい!(笑)

        3人が帰ってくると、こころは自分に相談しないで勝手に父親に会いに行ったと怒りだし、ついにキレて、「東京に帰る」とひとりで東京に帰ってしまう。あのねえ、お姑さんがいる前で、そういう行為はしないほうがいいよ。私が姑だったら、「あんな子との結婚は絶対に反対だよ」ってことになるなあ(笑)。

5月1日
        結婚式前日。ふたりはケンカしたまま。こころの方が折れて、謝りに行こうと仲村トオルの月島のマンションへ行く。仲村トオルとふたりの子供は、3人だけの最後の夜を過ごそうとしている。そこへ現れたこころを、さっちゃんは拒否する。そりゃあ、そうだろう。新潟の実家で、途中でキレて帰ってしまったこころを、本来ならもっと強く拒否したっていい。父親との結婚を強く拒絶したっていいくらいだと思うなあ。こころはもうガキじゃないんだから、こんなところでキレてうまくいくわけがないというくらいわからないわけないでしょ。案外、さっちゃんの方が大人だね(笑)。

5月2日
        結婚式当日。ここでも寝坊しているこころ。あんたねえ、結婚式当日にも寝坊してるなんて、案外大物なのかもねえ(笑)。

        新潟では、こころの父が仲村トオルに渡された結婚式の招待状を見ている。さて、この父親は結婚式に来るか来ないか。これがですね、すぐに予想がついてしまった。これはもうドラマの黄金のパターンね。浅草の神社での神前結婚。中では親戚や町会役員、こころの友人などが参列している。外では町内の人だろう人たちが十数人、中を覗いている。その人ごみの中、こころの父は人影からこっそりと見ている。ねっ、絶対にそうだと思ったでしょ(笑)。しかし、その場の人気がつかないかなあ。いくら寺尾聰が15年前に浅草を去ったとはいえ、外にいた人たちが誰もその人物に気がつかないなんてありえる? 近所付き合いがいいというのが下町浅草って設定の話だったんじゃないの、これ(笑)。

5月3日
        披露宴は、何と実家のうなぎ家[きく川]で。すんげえ地味婚。仲村トオルは再婚だからいいんだろうけど、こころちゃん、これでいいの?(笑)

        新婚生活が始まる。こころはここでも寝坊。本物の大人物らしい。炊事、洗濯まるでだめ―――って、植木等の『はい、それまでよ』じゃないんだから(笑)。さっちゃんの方が今までやってきたから、テキパキとなんでもこなす。弟の面倒もみる。新婦さん、お荷物なだけじゃないの。こういう話なんだろうけど、私だったらこんな嫁さんイヤだね。私がさっちゃんだったら、もっとイヤだね。

        とういうわけで5週目終了。まだ5ヶ月も見つづけなくてはならないのかあ。主人公の気持ちに同調できないドラマは辛いなあ。


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