May.12,2003 第6週 雨降って固まる家族の絆

5月5日
        結婚生活が始まる。ところが、こころはスチュワーデスの仕事は続けるは、家事もこなそうとするは、途中暇があれば実家のうなぎ屋の手伝いもしているらしい。それが見事にぜーんぶ中途半端。家事は中学生の娘のさっちゃんの方が炊事も洗濯もうまいし、忙しいというスチュワーデスの仕事をしているシーンはほとんど無く、過労で倒れてしまうシーンだけがある。たまに東京に帰っているときは(どう考えても、国際線に搭乗しているようには見えず、ほとんど地元にいる)、実家のうなぎ屋を手伝うって、そんなあてにならない手伝いって、飲食店としては邪魔なだけだよ。物凄く忙しい生活をしているという割には、友人の小池栄子とのんびりと話している時間だけはあるらしい。そんなところで駄弁ってないで、家事と仕事をしなさい!(笑)

5月6日
        さっちゃんは何か悩みを抱えているようだ。どうやら進路の問題らしい。おとうさんの仲村トオルに相談するタイミングを測っているのだが、タイミング悪く、相談しようとすると、おとうさんの携帯電話が鳴って、話ができない。いままで、おとうさんの携帯電話が鳴ったシーンなんて無かったのにね。おとうさんもおとうさんだ、娘が何か話があるようなら、電話が終わったあとに、自分から話しかけてあげなさい!(笑)

        幼稚園児、しかも男の子がいる家庭にしては、不自然に片付いている家(?)。さっちゃんと幼稚園児の弟は一緒の部屋で生活している。きれい好きのさっちゃんなんだろう、この部屋もキチンと片付いている。こころがこの子供部屋を掃除している。きれいに片付いている部屋なのに、なぜかさっちゃんは机の上だけはゴチャゴチャにしていて平気らしい。本やノートが積み上げてある。その中に日記帳も。Diaryと書いてある一目で日記帳だとわかるものだ。電気掃除機をかけているのだが、コンセントの位置が不自然なところにある。机の前にコンセントがあり、コードをそこに入れて掃除しているのだが、コードが積み上げてある本に引っかかり床に散らばる。片付けようと日記帳を手にしたところで、さっちゃんが帰宅。こころが日記帳を読んだと勘違いしてしまう。思春期のきれい好きの女の子が、一目でわかる日記帳を机の上に放り出しておくだろうか?(笑)

        寝坊常習のこころ、新婚家庭を持っても目覚し時計をいくつも枕元に置いているのに起きられない。目が醒めると、さっちゃんが朝食の用意を済ませている生活。一年発起、目覚し時計を4時にセットし、朝食を作る。おいおい、4時に起きないと朝食が作れないの? 朝食作るのに何時間かかるの?(笑)

5月7日
        「業者が納品に来るので、きょうは忙しいんだ」と出かける仲村トオル。その割りにはパパイヤ鈴木と駄弁っているだけ。その中で、仲村トオルの離婚相手がカンナさんという名前だということがわかるが、離婚理由がいまだに曖昧でよくわからない。悪妻ではなかったことだけは確かなんだけど・・・。悪妻ではない女性が、ふたりの子供を残して去ってしまった事情が是非知りたい!!

        こころが、さっちゃんの日記を読んでしまったらしいという噂が、実家のうなぎ屋の厨房で話題になる。伊藤蘭はキューリの新香を菜箸で挟んだまま、山谷初男は裂いた生のウナギを持ったまま、モロ師岡はダシ汁のオタマを持ったまま、勝俣州和はレンコンを持ったまま、不自然に集まって来て話し込んでいる。そこで固まってないで仕事しなさい!(笑)

        こころは、あいかわらず友人たちと甘いものを食べながら駄弁っている。暇なの? 仕事しなさい!(笑) ついに、さっちゃんはキレる。荒れるさっちゃん。当然だよね、こんな大人ばかりじゃね(笑)。

5月8日
        診療所の開設パーティー。キレてるさっちゃんは参加しない。心配になって捜しにいくこころ。こころとさっちゃんが最初に出会った場所で、さっちゃんを見つけて、ふたりは話し合う。あっさりとふたりの溝は埋まる。・・・・・そんなに簡単にうまくいくわけないだろう!? よく考えてみれば、このさっちゃんというキャラクター、スーパー・ファザコンだったのだ。最初に会ったときに、おとうさんが好きで、お父さんに近寄ってくる女性は許さないと言っていたはず。そんなにあっさりと打ち解けるわけないと思うなあ。しかも、前のおかあさんのことも大好きで、おかあさんのような女医になりたいという希望を持っている。こころを受け入れられないわけだよね。それにしても、離婚の理由が理解できないなあ。

        このドラマでどうしても気になるところがある。親愛の意味を込めてだろうが、子供の頭を手のひらでポンポンと叩くシーンがよく出てくる。小学校の低学年くらいまでだったら、頭をポンポンされても何とも思わないだろうが、中学生はいい気持ちにはならないだろう。私だって反抗期の中学生のときに、親戚のおじさんから頭をポンポンと叩かれたら、ムッとしたものだ。こころとさっちゃんが打ち解け合って、こころはまた、さっちゃんの頭をポンポンと叩く。止めなさいよ、そんな行為。さっちゃんはもうガキじゃないんだから。少なくとも、こころよりも炊事も洗濯もうまくこなすんだから(笑)。

        診療所にこころとさっちゃんが戻ると、開設パーティーは終わっている。さっちゃんが来なかったと怒り出す仲村トオル。新しい仕事のパーティーに子供が出席しなかったから怒り出すなんて、どういう神経なんだろうね。仕事と家庭は分けて考えようよ、ねっ(笑)。

        それを受けて、こころが逆ギレ。「実家に帰らせていただきます」と、さっちゃんと雄太くんを連れて、実家のうなぎ屋へ帰ってしまう。仲村トオルが「はあっ!?」と言うのも当然。この展開に、こちらも「はあっ!?」となってしまった。なんで、突然こんなことになるの? それについて行く子供たちもヘン。何これ? それにしても実家のうなぎ屋も、こころを勘当したり、子供を連れて帰ってきたこころを受け入れたりしてタイヘン(笑)。極端なんだよね(笑)。

5月9日
        こころに出て行かれた仲村トオル。ひとりで寂しくカップ麺を啜っている。クシャミをした瞬間にカップを取り落としテーブルにぶちまけてしまう。クシャミをしたくらいでは手に持ったカップを落とさないって、普通! テーブルに落ちた中身は、なぜか汁が少なくて麺ばかり。汁は先に飲んじゃったのかしら? 食べないでいて、麺がスープを吸っちゃったのかな?(笑) 仲村トオルは山登りが好きだったという設定だから、料理くらいできるだろうに。料理が出来ない山男なんていないよなあ(笑)。

        さっちゃんの学校の先生から、仲村トオルに電話がかかってくる。さっちゃんが進路の件で公立高校に通おうとしているが、それでいいのかとの問い合わせ。ふーん、日曜に学校の先生が教え子の家庭に電話してくるのね。熱心な先生なんだね。

5月10日
        開設したものの、診療所にはさっぱり患者が来ない。一計を案じたこころ。船宿の小池栄子、銭湯の羽田実加と相談して、診療所に来た人には、うなぎと銭湯と屋形船のサービスをするというチラシを撒く。おかげで、病気でもない患者さんで診療所はいっぱい。なっ、何、この発想は(笑)。

        診察。聴診器を当てているときは、ちゃんとシャツを肌蹴なさいよ!(笑)。

        クリスマス。なぎら健壱、小池栄子親娘の船宿では、お客さんにクリスマス特別料理メニュー。七面鳥の丸焼きまで出す。へえー、よく七面鳥が手に入ったね。日本じゃあ七面鳥は珍しい。私も一度だけクリスマスの夜にレストランで食べたことがあるだけ。小池栄子がなぎら健壱に、七面鳥の乗ったトレイを運んでくれと言うと、なぎら健壱はつまづいて倒れてしまう。仲村トオルの診療所に担ぎこまれる。みんなでやって来ちゃって、船宿の方はどうなるんだろう。お客さんでいっぱいだったよ。足が折れたかもしれないというのに、足を触ってみる仲村トオル。痛がるなぎら健壱。「とりあえずレントゲンを撮ってみましょう」って、触る前にまずレントゲン撮ろうよ(笑)。


こころトップに戻る

ふりだしに戻る