May.23,2003 第7週 それでもやっぱり医は仁術

5月12日
        おばあちゃん(岸恵子)が捨て猫を拾ってくる。これが信じられないのだが、この猫はどう見てもアメリカン・ショートヘアの子猫。アメショーを棄てる事なんてあり得ないでしょ。棄てられるのは雑種の猫たち。アメショーの子猫がペット・ショップでいくらで売られているか知らないけれど、おそらく10万円くらいだと思う。ペット・ショップに売ればお金になる猫だよ。まあ、アメショーの血が入った雑種という可能性もあるけれど(しつこいかもしれないけれど、あれはどう見ても純血種のアメショー)、あれならいくらでも引き取り手がいるって(笑)!・・・・・ というようなことを、余所の掲示板に書き込んだらば、今ではアメショーだろうとなんだろうと、棄てられているという指摘を受けた。うーん、そうなのかあ。とすると、このドラマは先を行っているのかあ。

        船宿のなぎら健壱がケガをしたのが、先週の幕切れ。治療に仲村トオルの診療所を訪れている。娘の小池栄子も付き添って来ている。別に骨折したわけでもない、ただの捻挫らしいんだから、ひとりで来させなさい(笑)。なぎら健壱が、「自分の娘にも恋人のひとりでもできればいいのだが」と呟くと、娘は「いるよ、恋人くらい」と答える。心配になってきたなぎらは、仲村トオルに、どんな相手なのか聞き出してくれないかと頼む。次のシーン、仲村トオルと小池栄子がふたりだけになったところで、小池栄子は、実は自分の相手は妻子ある身で不倫関係にあると、しゃあしゃあと語り出す。言わんだろう、そんなこと、簡単に。しかも、医者を相手に(笑)。

        仲村トオルが診療所を開くために開業しているビルの大家さん(梅野泰靖)の体調があまりよくないようだ。自分が出したゴミが、分別して出していないということで回収車が持っていってくれない。どれが燃えるゴミで、どれが燃えないゴミなのか区別がつかないのだと言う。人に家を貸す大家さんたるもの、ゴミ出しの管理くらいできなくてどうするの?(笑)

5月13日
        きのうの幕切れは、仲村トオルと一緒に診療所をやっていたパパイヤ鈴木が突然に、診療所を辞め、大学病院に戻ると言い出したところまでだった。パパイヤ鈴木は、24時間体制の診療所生活は嫌だと言う。自分の理想は、結婚してちゃんとした家庭を築くことだと言い出す。家族を犠牲にしてまで仕事をするのは嫌だというのである。それなら、なんで仲村トオルと一緒に診療所を始めたりしたのかなあ。始める前からわかりそうなものなのに。しかも、まだ自分は結婚もしていないんでしょ。だいたい、このドラマの中でパパイヤ鈴木が働いているシーンってあったっけ?(笑)

5月14日
        ビルの大家さんの息子(信太昌之)が突然にやってきて、診療所に立ち退くようにと怒鳴り出す。昔、大家さんは仕事が忙しくて家庭を省みずに仕事ばかり。奥さんを病院に連れて行かなかったことがもとで、奥さんは死んでしまったのだそうだ。それを息子は怨み、親子は断絶状態になっている。さて、この大家さんの仕事は何かというと、扇子屋なんだそうな。ふーん、扇子屋って、そんなに忙しいんだ。どう考えても、家庭を放っておいてまで忙しい仕事とは思えないのだけどなあ。扇子って、そんなに需要があるものなの? この息子は、運送屋を始めて事業に失敗。借金を背負っているので、ビルを売りたいから立ち退けということだ。ええーっ! このビルはおとうさんの持ち物でしょ! おとうさんの許可なく、勝手には処分できないと思うけれどなあ。息子のものになるのは、相続が済んでからでしょ。

5月15日
        どうも、役者さんたちの猫の抱き方が気になってドラマに集中できない。左手で猫の右脇、右手で猫の左脇をすくって持ち上げるのだ。つまり、猫と対面した格好で持ちつづける。これって、私の経験上では猫がたいへん嫌がる抱かれかたなのだ。よっぼど我慢強い猫なのか? まだ子猫だから力がないだけなのかもしれないが、成猫だったら普通嫌がって振りほどこうとするはず。猫に気を使ってあげて欲しいなあ。

        珍しく患者さんがいる。ちょうど診察を終えて帰って行く・・・・・のだが、お金を払わないで去って行く。診察料ちゃんと払いなさーい(笑)。

        大家さん、身体の具合が悪いようなのだが、医者が嫌いだとかで仲村トオルにみせようとしない。この大家さんは、忙しくて奥さんを医者に診せなかったために、手遅れとなって奥さんが死んでしまったという過去があったはず。少しは反省して、身体の具合が悪いんだったら診察してもらいなさい! だいたい、医者嫌いな人間が医者にビルを貸すか?(笑)

5月16日
        大家さんが心筋梗塞を起こし救急車に乗せられる。パパイヤ鈴木の勤める大学病院に連れて行くが、循環器病棟のベッドに空きがないことを理由に治療を断られる。あのねえ、そんなところに連れて行かないで、どこか救急病院に早く連れて行きなさいよ。十年前のドラマだったら、救急病院をたらい回しにされて断られるという話はできた。しかし、現在2001年という設定では、これはいささかあり得ない。救急車は、ちゃんと無線で連絡を取り合って、入院できる病院に向うようなシステムになっている。消防庁をバカにしちゃいけない(笑)。

5月17日
        仲村トオルのおとうさんがギックリ腰になってしまい、仲村トオルは新潟の田舎に帰ってしまう。たまたま休をとって家族で遊びに行こうと思っていたこころたちの家族だったのに、おとうさんが出かけてしまったと、さっちゃんがふてくされる。いいかげんに親離れしろよな、中学生だろうが!(笑)。

        まだまだいろいろとツッコミを入れたいことがあるのだが、あまりに多くて書いているの疲れた。当初の予定では一日数行で済むだろうから、楽な連載ページが出来そうだと思っていたのに・・・・・少々うんざりしてきたなあ(笑)。


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