June.23,2003 第10週 生みの母と育ての母と

6月2日
        仲村トオルの先妻だった財前直見が現れる。彼女はドイツに医学の研究のために渡っていた。どうやら、そのために離婚したらしいのだが、その辺の事情がなんだか納得のいく説明がない。夫と離婚し、子供まで残してドイツまで行くというからには、深い事情がありそうなのだが、それには触れられない。その辺が是非とも知りたいのだが・・・。

        財前直見は、ふたりの子供を引き取り、ドイツに連れて行きたいと申し出る。うーん、そういう展開になるのかあ。ちなみに今週のタイトル『生みの母と育ての母と』っていうけど、こころはほとんど育ててない。だって、結婚してまだ2〜3ヶ月。

        こころと財前直見は、喫茶店で話し合いを持つ。財前直見はコーヒーに山盛りの砂糖を何倍も入れる。「甘いのが好き」って、おおーい! そんなに砂糖入れると低血糖症になるぞー(笑)。医者なんだろ(笑)。

6月3日
        ふたりの話し合いで、一日子供たちを財前直見に預けて、子供たちにドイツに行くか、こちらに残るか決めさせようということになる。財前直見の実の子供であるさっちゃんは、母親を尊敬していて、自分も将来は女医になると決心している。こころは、さっちゃんと雄太を財前直見のところに行かせようとするが、さっちゃんは実の母に会うことを頑なに拒否する。「会いたくない。あの人は私を棄てたのよ!」 ありゃりゃ、おかあさんを尊敬してたんじゃないのかしら。複雑な思春期の女の子の心だこと。

        まあ、財前直見にしてみれば自分が生んだ子供であるわけだから、ドイツで一緒に住みたいというのはわかるけれど、ドイツ語をまったく知らない中学生と幼稚園児をドイツに連れて行って、どうやって育てようというのだろう。しかもご本人は、医学の研究で忙しいときているんだし・・・。

6月4日
        財前直見が、子供たちと一緒に過ごす日だというのに本人が現れない。ホテルにいる彼女は、3日後に学会で発表するための大事な論文が入っているフロッピー・ディスクを無くしてしまい、それを捜すのに手間取っている。さあて、これがわからない。東京へ来る機内でラップトップ・パソコンを使い、どうやら、そのときに落としたらしいというのだ。それはいい。でもさあ、ラップトップ・パソコンの中のハード・ディスクには、その論文は残っているんじゃないの? なんでフロッピー・ディスクをそんなに懸命に捜さなければならないかがわからない。そんなに大切な論文なら、他にもバックアップが取って有りそうだし。それすらしてないなんて、それでも科学者なのかねえ(笑)。

6月5日
        ディスクは、こころの同僚たちのおかげで、機内から見つかる。ホッとする財前直見。でもさあ、「どこにありましたか?」くらいは訊くよなあ、普通。

        財前直見は、「ドイツにひとりで行って、知っている人が誰もいなくてたいへんだったのよ」と言う。それでいて、子供にはドイツに来て欲しいと言う。子供たちも、またたいへんな思いをすることになるというのがわからないのかねえ(笑)。

        さっちゃんが、財前直見に「何でおとうさんと別れたの?」と訊く。これは重要な事がわかる。疑問が一気に解決すると身構えて耳をすませたら、「今にわかるわ、もう大人なんだから」 おいおい、これだけかよ。私にはわからなーい(笑)。

6月6日
        財前直見は、身を引き、ドイツに帰ることになる。置土産として、浅草の診療所のために医療器具をプレゼントしていく。投資してくれる会社を見つけたんだそうだ。そんなに簡単に都合く、そんな会社が見つかるかねえ。ずーっとドイツに行ってたんだし、日本にそんなコネがあるとは思えないのだけど(笑)。

6月7日
        財前直見は子供を残して行くことの条件として、こころと子供たちが月島のマンションを出て、浅草の実家のうなぎ屋で伊藤蘭や岸恵子と一緒に住むようにと言い出す。子供たちをたくさんの人に囲まれて生活させてあげたいからだと。なんて、無責任な発言なんだろう。自分は子供をドイツに連れて行って誰も知っている人がいないところで子供たちを生活させようとしていたくせになあ。そんな人の生活を緩衝できる立場にはないだろうに。だいたい実家の都合だってあるんだし、3人も新しい人間が来るという事は、家の中は手狭になるぞう。家具だけだって月島から持ち込めば、えらいギチギチの生活。そんなこと、財前直見が言うことじゃないでしょ(笑)。それでまた、本当にこころたちは浅草のうなぎ屋に引っ越してくるのだ。わかんねえ(笑)。


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