July.19,2003 第13週 女三代 旅立ちの朝

6月23日
        こころのおばあちゃん岸恵子が、犬塚弘にプロポーズされる。岸恵子の旦那さんはすでに他界しているから、決まれば再婚ということになる。岸恵子は仏壇の引出しからエアメールの束を取り出して、読み返している。この差し出し人は実は、岸恵子の初恋の人、山本さんからのものだということがわかってくる。うなぎ屋の常連だった銀座の貿易会社の人だったが、この人との結婚は諦め、うなぎ屋をやることになったという過去がある。その後、この山本さんはブラジルへ渡って何十年も前に亡くなっている。まあ、別にその人からの手紙を何処に置いておこうがかまわないけど、仏壇の中にだけは入れるなよなあ。それは亡きご主人の位牌が入っている仏壇じゃないの(笑)。

6月24日
        犬塚弘からのプロポーズで、結婚を決意したかにみえる岸恵子だが、前の週に出てきたブラジルから来た老婦人に、ブラジルでうなぎ屋をやらないかと言われる。ブラジルでうなぎ屋ねえ。アマゾンの大うなぎでも蒲焼にするのかしら(笑)。

        三社祭。半纏を着込んで遊びに行くこころ。おーい、三社祭は稼ぎ時なんだから、店開けろよお(笑)。

6月25日
        三社祭。こころは神輿を担がなかったらしいが、子供のさっちゃんと雄太くんは担いできたらしい。こころの亭主にあたる仲村トオルは雪山で死んだばかりだから、喪中に当る年。喪中の人間は神輿を担いではいけないという話を聞いたことがあるのだけれど、いいのかなあー。

        岸恵子は、結局犬塚弘を振ってブラジルに行く決心をしたらしい。犬塚弘、可哀想。

6月26日
        岸恵子がブラジルへ行くと言い出し大騒ぎ。大反対の伊藤蘭。ウチのものは何ひとつ持っていってもらっちゃ困ると言い出すのに、岸恵子は何もいらないと返す。長年使い続けてきたうなぎのタレもいらないのね。うなぎ屋にとっては長年注ぎ足してきたタレが命。それもいらないなんて、どんなうなぎ屋をやることやら。

        伊藤蘭は、キレて家出してしまう。なんだか、ここの三代の女性は、みーんなわがままで勝手きわまりない連中だなあ(笑)。この夜、宴会が二件入っていて、女将の役をやる者がいなくなってしまう。仕方なく、こころが「私がやる!」 スチュワーデスの仕事ないの? ほとんど行ってないんじゃないの?

        この夜の宴会は、有名な日本画家と、建設会社。伊藤蘭は、お客様メモというカードを作っていて、そのお客さんの個人情報、どうしたことを喋ったら相手が喜ぶかといったことを克明に書いて保存してある。それをこころに電話で伝えるが、繁田さんと日下田さんを、こころが聞き間違えてしまったところから、トラブルになってしまう。伊藤蘭が繁田と言ったのに、こころが日下田と取り違えるのだが、江戸弁に慣れている私からすると、これは逆。「ひげた」と言ったつもりの江戸っ子の伊藤蘭が「しげた」と言ってしまい、こころが繁田だと思い込む方が自然。ウチではよくあることなのね。

        それにしても、メモから、お愛想で「最近家を新築されたんですってね」と建築会社の重役に話しかけると、この重役、新築した家の頭金をギャンブルで無くしてしまい、家庭が不和になっていることがわかる。建築会社の社員が住宅ローンの頭金をギャンブルに使ってしまうって、どういう社員?

6月27日
        岸恵子が、いよいよブラジルに旅立つ。店では「おかみさん、いってらっしゃい」と横断幕をかけて、壮行式。

        その壮行式には出席せず、ひとりでブラジルに旅立つ岸恵子。浅草の街を和服姿で、小さなバッグひとつで去っていく。荷物は別便で送ったんだろうが、それにしても軽装すぎやしないかい(笑)。

6月28日
        また土曜日の放送を見過ごした。まっ、いいか。


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