July.27,2003 第14週 うなぎ屋わがふるさと

6月30日
        船宿の娘小池栄子が不倫をしているという伏線は以前から出ていたのだが、その当の相手が出てくる。このことが父親のなぎら健壱に知れ、大騒ぎになる。その相手というのが、どうみても風采のあがらない普通のサラリーマン。ええっ! こんな相手と不倫してたのかあ? グラビア・クイーン小池栄子が泣くぞ(笑)。

        さっちゃんが毎晩家に帰って来るのが遅い。夜の街を歩いていたという目撃証言も多く飛び出し、こころは不安になる。さっちゃんは毎晩帰って来ると袋から3000円を取り出し、ニコッとする。何やらよからぬことをやっているような予感。やがて弟の雄太が部屋で口紅を塗って遊んでいるところを、こころが見つける。どうやら、さっちゃんは化粧をしているようだ。他にも赤いハイヒールに金髪のカツラ。箱の中からは現金がごっそり。さあ、いよいよ、さっちゃんはよからぬ事をしているらしい・・・。さっちゃん、そういう秘密のものは、もっと家の者がわからないところに置いておいてね(笑)。

7月1日
        さっちゃんはお化け屋敷のアルバイトをしていたことがわかる。棺桶の中から赤いハイヒール、金髪で化粧をした少女が起き上がるという仕掛け。これのどこが怖いの?(笑) もっとおどろおどろしい血まみれのメイクならわかるけどさ(笑)。だいたい何で、変装に使う道具を家に持って返ってくるの? そんなものはお化け屋敷に置いておけばいいじゃない。家に持ち帰る必要性ってゼロだと思うけど(笑)。

        さっちゃんは英語の塾に通いたいがために、アルバイトをしていたことがわかる。英語なんてこころが教えてあげればいいじゃない。国際線のスチュワーデスなんだから、英語は得意でしょ(笑)。

7月2日
        小池栄子は、船宿の娘だということを隠し、自分は一流会社のOLだということにして不倫相手と付き合っていた。あさはかだとしか言いようが無いのだが、すっかり騙されて妻と離婚して小池栄子と結婚しようとした相手も愚か。普通、離婚までして他の女と結婚しようとするなら、相手の素性をもっと調べるものだろうに。ふー。

        小池栄子は、父と断絶。こころの店に住み込んでアルバイトをしている。ちょうど岸恵子がいなくなって人手が足りなくなっているので、うなぎ屋の方は歓迎。ラストで、父のなぎら健壱がギックリ腰をやって動けなくなったという報が入り、小池栄子は飛び出して行く。そこへナレーション。「こころは、(小池栄子と)父との絆が繋がるのを祈っていました」 こころは一方的に父・寺尾聰のことを許さないでいるはず。おめーは、どうなんだよ(笑)。

7月3日
        なぎら健壱はギックリ腰で動けなくなり、船をだすことが出来ない。それで娘の小池栄子が駆けつけてくるのだが、船くらい他の者でも出せるだろうになあ。従業員、他にもかなりいそうだし。それに昔の船頭じゃあるまいし、竿や櫓で動かすんじゃなくて、モーターでしょ。ギックリ腰くらいなら運転は出来るよ。あのねえ、ボクもギックリ腰は経験あるけれど、それでも肉体労働したよ。重い荷物運んでたもん。船の操縦くらい、それに比べたら楽なもんだと思うよ(笑)。

        小池栄子は不倫を清算して船宿に戻る。うなぎ屋はまた人手が足りなくなる。時給800円で従業員の募集をするが、給料が安すぎて断られ続ける。そこでこころは、スチュワーデスを辞め、実家のうなぎ屋で働く決心を固める。時給800円程度しか出せないほどしか儲かっていないうなぎ屋の仕事をしてどうするというのだろう? 食い扶持が増えて、スチュワーデスの給料は無くなってしまうわけだから困ったことになるだけだろうになあ。スチュワーデスっていったら高給取りでしょ。そのままスチュワーデスやっていた方がいいと思うけどなあ(笑)。

7月4日
        こころは辞表を提出する。提出する相手はなぜか先輩。そういうものは、もっと上の者に出すものじゃない? 私も一度辞表を書いたことがあるけれど、先輩クラスに渡したりはしなかったよ。

        あらためて、自分が店を継ぐ決心を、おかあさんの伊藤蘭に伝えるこころ。それなら面接試験をやると言い出す伊藤蘭。向いあっての面接試験。なんだか観ていて気恥ずかしくなってくるようなシーンだ。「あなたはなぜ、当店で働きたいと思ったのですか?」という質問に、「尊敬する人がいるからです。それは、この店のおかみさんです」と答えたところでは、シラーっとした気分になってしまった。浅草生まれ浅草育ちってことだけど、江戸っ子じゃないね、この親子。江戸っ子ってそんな気恥ずかしい事は口にしねえよ!(笑)

7月5日
        こころ、最後のフライト。アナウンスの役をこころは言いつけられる。「当機は、ただいま成田上空を・・・」 はいはい、けっこうでした。でもねえ、日本語のアナウンスのあとで英語のアナウンスも入れなさーい。国際線でしょ? いまどき国内線だって英語のアナウンスも入るぞお!(笑)

        江戸言葉の指導者がいるようなのだが、浅草に修業に来ているという設定の玉木宏がときどき江戸言葉を話すのが気になる。こころに対して、「ばか! 早く中にへえれ!」という台詞があったが、この口調は新潟弁のイントネーションではなくて、江戸言葉のイントネーション。これはヘンだよう(笑)


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