August.8,2003 第15週 謎の女とリストラと

7月7日
        浅草のおかみさんの集会に経済評論家の女性を招いて公演をしてもらう。この評論家はリストラをするべきだと熱弁をふるう。人件費を削って世代交替させればいいのだと言う。あのねえ、老舗の場合、味を守らなくちゃならないのだから、そういうわけにもいかないのよ。わかってない経済評論家先生だこと(笑)。うなぎ屋の従業員は自分がリストラされるのではないかと心配になる。だからあ、こころはスチュワーデスやってた方が良かったんじゃないの? (笑)

        小柳ルミ子が店にやってくる。お客さんかと思ったら、従業員の清水由貴子の姉。冷酒、うな重、きも焼き、きも吸い、しんこを注文する。いかにも嫌な女という感じ。おお、波乱の幕開け。

7月8日
        小柳ルミ子がこころに、うな重の松と竹の違いを説明してみろと言い出す。それに答えられないでオドオドしてしまうこころ。うなぎ屋で二十数年暮らしていて、知らないわけないだろう(笑)。ちなみに普通はうなぎの大きさだけの話じゃないの? 違う?

        小柳ルミ子は、その場の客と話し込み始める。それを見ていたこころたちは、「客あしらいがうまいわねえ」と感心する。でも、あれはどうみてもうなぎ屋の客あしらいではなく、キャバレーのホステス(笑)。

        結局小柳ルミ子は、その場にいたモト冬木となぎら健壱を連れてカラオケに行ってしまう。おーい、風呂屋と船宿屋、仕事しないでいいのかあ(笑)。小柳ルミ子と清水由貴子は向島の料亭の娘。小柳ルミ子の代で店を潰し、小柳ルミ子は借金をそのままに十年以上も姿をくらませていたのだ。

7月9日
        小柳ルミ子がゲストに出ているとあって阿部サダヲが、おそらくアドリブなのであろう歌を歌う。『瀬戸の花嫁』を、「♪瀬戸ワンタン 日暮れ天丼・・・」 これは面白い!

        カラオケを終えた小柳ルミ子が、うなぎ屋にやってくる。夜中だというのに迷惑千万だと思うのだが、こころたちは大歓迎してしまう。小柳ルミ子はなぜか突然にソバを作ると言い出し、ソバを茹で始める。それを喜ぶこころたち。夜中にソバ食うかあ?(笑)。 「おいしい」と一言。だけど、そのあと誰も食べようとしない。食えよ、食べてやれよ、そんなに美味しいなら(笑)。

7月10日
        忙しいお昼時。「うな丼四つ、まだー?」と四人組。きょうも忙しい。しかし、最近は一番安いうな丼しかでないと嘆くこころ達。そんな中「すいませーん、注文お願いします」とカップル。「はいはい」と小柳ルミ子が注文を取りに行く。このカップル、「悪いけど、急いでいるんです」と言ったあと、「どうする? うな丼でいい?」と相談している。急いでいるなら、注文が決まってから店員を呼べよ(笑)。さらに、「うな丼とうな重の違いがわからないんです」とくる。ここで、小柳ルミ子は言葉巧みにうな重の竹を薦める。それではとこのカップル、うな重に決定する。それを隣で聞いていたさっきのうな丼四人組、「それじゃあ、オレたちもうな丼やめて、うな重の竹四つにしてー」 あらあら、どう考えたってもう、うな丼四つ作り始めちゃっているだろうに。うな丼用に作り始めちゃったのどうするの?(笑)。しかも、調理場に通すのは、「うな重竹四つ入りました」って、これじゃあ先に注文が入っているうな丼も作っちゃうじゃないか(笑)。ここは、「うな丼四つ止まりで、うな重竹に直り」としないと!(笑)。だいたいさあ、急いでいるというカップル、うなぎは調理に時間がかかるということを知らないらしいから、「20分から30分かかります」ということを教えてあげなくちゃ(笑)。

        宅配便が届く。これは小柳ルミ子が働いていた草津の温泉旅館から送られてきたもの。中に手紙が入っていて、これは小柳ルミ子の私物が入っているという。それにしては段ボール小さすぎやしないか? 派手好きの性格なんだもの、もっといろいろと衣装を持ってそう(笑)。 借金20万円は退職金として清算すると書かれているから、どうやらクビになったらしい。そのことが知られると、小柳ルミ子は本性を現し、いきなりぞんざいな口調になる。最後のナレーション「人はみかけによらないといいますが、さゆり(小柳ルミ子)の突然の変わりように、こころは戸惑いわ隠せませんでした」だって。みかけによってるだろうが! 明かに胡散臭い奴だったろうに!(笑)。

7月11日
        小柳ルミ子は、うなぎ屋を出て行ってしまう。翌日は土用の丑の日、書入れ時だ。こころは、彼女の生まれた場所だという向島まで捜しに行く。すると、道を小柳ルミ子が歩いている。そっ、そんな偶然ってあり?(笑)

        こころの説得に、小柳ルミ子は帰って来る。そこへ小柳ルミ子の別れた旦那がやってくる。最後のナレーション、「過去を棄てて幸せを掴もうとしたサユリ(小柳ルミ子)の前に現れた男。こころは突然の出来事に戸惑うばかりでした」 私の方が戸惑う(笑)。

7月12日
        小柳ルミ子は、元の旦那とやり直すことになる。これでこのエピソードは一件落着・・・・・かなあ? まだまだ問題がありそうだけど。         


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