August.22,2003 第19週 老舗の味は苦かった?

8月4日
        伊藤蘭が町内会の2泊3日の旅行に行って来るという。旅行先はというと、これが湯河原。湯河原じゃあ1泊2日でしょうが、普通(笑)。

        こころの息子雄太に作文の宿題が出される。テーマは『親の仕事』。おかあさんの仕事は、「うなぎを運んで、夜ゴミを出すだけ」だから書きようが無いと言い出す。あのね、雄太くんね、もっとちゃんと観察しないといけないよ。店の中と外のお掃除、片付け、テーブルの上の調味料などの補給、出前、会計、宴会の予約など、よく見ているといろいろと仕事があるものなのよ。普通の会社員のおとうさんなんて、朝家を出て、夜帰って来るだけなんだから(笑)。

        こころは新メニューを開発しようと思い立つ。板前のモロ師岡は、「うなぎ屋がうなぎ以外に力を入れるって違うんじゃないかなあ」と言う。それなら、まず刺身の盛り合わせを止めたら?(笑)。

8月5日
        こころが、パパイヤ鈴木の診療所に出前を持って行く。食べ始める鈴木と話が始まる。おいおい、油売ってないで店に帰れよ(笑)。ついにはパパイヤ鈴木は食べ終わってしまう。食べ終わるまでいる出前持ちがいるもんか(笑)。しかも、こころはそのまま店に帰ってしまう。おーい食器持って帰れよう!(笑)。

8月6日
        新商品開発で、ファースト・フード感覚で食べられるものをと試作が始まる。うなぎバーガー、うなぎサンド、うなぎ海苔巻、うなぎおむすび。中でもおむすびの上にうなぎの蒲焼とささがきごぼうをトッピングしたものが旨いとのことで、さっそく翌日から売り出すことにする。明日の昼からとは唐突だなあ(笑)。しかもこれ、どう考えても食べにくいよ。食べようとしても蒲焼は噛み切りにくいだろうし、ささがきごぼうはバラバラと落ちてしまうに違いない。具はおむすびの中に入れなきゃ(笑)。しかもさあ、勝俣州和くん、あれほど「お客さんの顔を見てからじゃないとうなぎを裂くことなんて出来ない」って言ってたんだから、こんないつ食べられるもわからないうなぎなんて裂けないんじゃないの?

        この新商品は[うむすび]とネーミングされ、店頭で売り出されると大当たり。飛ぶように売れる。こころと清水由貴子は店の中の仕事を放っておいて、店頭販売に忙しい。おーい、店はどうするんだあ。あとは伊藤蘭ひとりしかいないぞう(笑)。

8月7日
        うむすびのヒットに気をよくして、姉妹品の開発にも乗り出す。キムチうむすび、マヨネーズうむすび、カレーうむすび、チリソースうむすび、チーズうむすび、ママレードうむすび。いいねえ、いいねえ。ボクも提案。アンコうむすび、ヨーグルトうむすび、チョコレートうむすび、アイスクリームうむすび・・・・・・・(笑)。

8月8日
        うむすびの評判を聞いて、週刊誌が取材に来る。グラビアページにうむすびの写真入り。料理評論家も一緒に来て、うむすびの試食。「おいしいです」と答えるものの、実際に週刊誌が出てみると、「老舗の悲しい変貌」という酷評記事が出る。グラビア記事で店の紹介するのに批判的な記事を書くことは無いはず。そんなことには店側が協力できないもん。そういう記事は覆面取材をして書くことでしょ、普通。

        で、この料理評論家さん、うむすびは旨いと思ったわけでしょ、食べにくいだろうけど(笑)。それが「うなぎは蒲焼に始まり蒲焼に終わる。あんなことはして欲しくなかった」って、うむすびに乗っているものも蒲焼なんですけどお(笑)。

8月9日
        土曜放送をまたうっかり見るのを忘れてしまった。土曜は放送しなくていいんじゃないかなあ。


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