January.21,2008 正月名物Bluestone Co.ライブ。いったれー!
1月12日 Chris Duarte & Bluestone Co. (Thumbs Up)
Chris Duarte & Bluestone Co.の新春日本ツアーも3年目。去年は見逃したが、早くもこれを観ないと新年が始まった気分にならない。ガッツーンとくるハードロックを聴いてこそ、お屠蘇気分も吹っ飛ぶというものだ。横浜のThumbs Upに開場時間10分前に到着したときには、宇多村さんもリハの撮影を終えて店の前に出ていた。「ペースのトーキングモジュレーターのアンプから火が出た」とか「クリスのマイクに電気が来ていて交換した」など、リハの段階からもうすでにヒートアップしている模様。
定刻18:00開場。一昨年はステージ上手の前の方の席に座ったら完全に耳がいかれてしまったので、今年は正面のちょっと後の席を確保。Thumbs Upは料理が充実しているのでうれしい。ただ、量が多いのだ。とくにプレート料理はまさにアメリカン・サイズ。今回はロコモコにしてみた。おっ、ちょうどいい量だ。
開演19:00。2本のギターが唸りだしシンバルがそれに合わせる。頃合を見計らってドラムスが聞き覚えてのあるリズムをたたき出す。まずは『Bluestone Co.』から一曲目のインスト『Silver Horse』からスタートだ。いきなりツインギターが楽しく響きあう。クリスと住友の息もぴったりという感じ。続いてクリスのファースト・アルバム『Texas Suger/Strat Magik』にも入っていたスタンダードの『Big Legged Woman』。さらにSavoy Truffleの曲で、クリスも去年の新作『Blue Velocity』で取り上げていた『I’ll Never Know』。ファーストに戻って『Just Kissed My Baby』。新曲(Put Up Sit Upというらしい)。再びSavoyの曲で、『Blue Velocity』でも取り上げた『Out In The Rain』。『Leave Her Be』(Blue Velocity)、『Me
n’ You』(Bluestone Co.)、『Amy Lee』(Blue Velocity)、ご機嫌なインスト『C−Butt Rock』(Texas Suger/Strat Magik)と演って、MCタイム。
ベースの小笠原さんに言わせると「クリスは大相撲が大好き。だから5時半から始まるライブのときは残念そうな顔してる。テキサスで『大相撲ダイジェスト』観ている人、この人だけよ!」 気分がほぐれたところで新曲。この曲クリスに言わせると「ちょっと難しい曲」。確かにツインリードでかなり早いフレーズを弾く曲だ。さらに新曲が続く。Savoyで演っていた『Hold Back The Tears』。こういうスローなナンバーもいい。「きのうね、みんなで天下一品行ったんですよ。クリスは天一大好き。俺たちの五倍ぐらい好き」とクリス情報が入ったところで、ここから熱気は加速する。これまたご機嫌な『Do Romp』(Romp)、『Never Back Gone Change』(Blue Velocity)、ドラムソロから『Crazy』(Tailspin Headwhack)、Savoyの『In The New Today』、『Met My Match』(Blue Velocity)、『Luck Shine On Me』(Bluestone Co.)、『My Way Down』(Texas Suger/Strat Magik)。新曲?(Can’t Fight The Blues)、『Cleopatra』(Tailspin Headwhack)曲を止めずに、インスト『Like Eric』(Romp)でラストナンバー。ここまで休憩を入れずに2時間45分!
一回目のアンコールがまたベースのトーキングモジュレーターを使っての始まりから、何になるのかと思ったら『Peaple Say』(Tailspin Headwhack)。そしてパーカッションソロからSavoyお得意の『Chevolet』。
3人目の子供が出来た住友さん、初めての男の子に弦人(げんと)と名付けたというエピソードを紹介してくれた。「弦人。ギタリストや。でも野球選手になりたい言うたら、どないしよう」 二回目のアンコールは、『Bluestone Co.』のラストナンバーでもある『Valla Colorado』。サンタナを思わせる曲調でツインリードが唸る。いやあ熱演でした。15分くらい演っていたろうか。最高のエンディングだ。
トータル3時間30分近く演っていた。正月からぶっちぎりの夜だぜ!