2012年7月25日石田長生Kanreki Birhday Special LIVE(ブルースアレイジャパン) 石田長生(Vo.G) Char(Vo.G) 藤井裕(Vo.B) 上田正樹(Vo.) 金子マリ(Vo.) マック清水(Per) 三宅伸治(Vo.G) 清水興(B) ロジャー高橋(Ds) 山崎まさよし(Vo.G) 鈴木みのる(プロレスラー) JESSE(Vo.) このところ、ロック世代のミュージシャンの還暦記念ライヴが続いている。演る側も聴く側も、みんな、そんな歳になったということだ。 今日は石田長生の誕生日。関西のミュージシャン石田長生がなんで東京でバースデイライヴなのか不思議なところだが、友人でもあるCharが主催したライヴということもあり、たまたま東京でということになったらしい。関西から駆けつけたミュージシャンも多く、また聴きに来た人も多いらしく、大阪弁が飛び交っている。ひょっとして関西人の方が多いんじゃないかと思うくらい。ここは本当に東京なのか? マック清水の呼び込みで、本日の企画・演出・出演をこなすCharが登場。「最初っから石やんの歌なんて聴きたくないでしょ」と、ベースに藤井裕、パーカッションにマック鈴木、それにCharというバックで、まずは三宅伸治を呼んで『ねぇ、神様』、藤井裕が『ラジカセ』、金子マリが『真夜中の歌姫』、上田正樹が『ブラザー・アンド・シスターズ』と、石田の曲を歌う。 「さあ、いよいよ本日の主役の登場です。世界一、世界一・・・」とCharのコール。「世界一性格の悪い奴・・・鈴木みのる!」と外して、本当に新日本プロレスの鈴木みのるが登場。鈴木が石田長生との交友関係を語り、いよいよ『Everybody毎度!OnTheStreat』に乗せて、石田長生の登場。 鈴木から鈴木軍の赤いTシャツや赤い帽子をプレゼントされ、さらにCharからも赤いチャンチャンコ。赤の野球のユニフォームまで貰って、阪神タイガース贔屓の石田が、これでは広島カープだ。ハハハ。 バースデイケーキが運ばれて蝋燭に火が点けられ、石田が吹き消す。ミュージシャン仲間やお客さんにお祝いされて、ミュージシャンの誕生日はうらやましいなあ。 ここからは、石田とCharのデュオ。BAHOのコーナーだ。さすがいつも通りの息があったギター・デュオ。私がBAHOを観たのは随分前になる。あの時の興奮が甦って来る。Charの『スモーキー』で第一セット終了。 30分の休憩後、第二セットへ。 石田、清水興、ロジャー高橋のトリオでインスト。おっ、Round About Midnightか。さらにCrazy Loveを演って上田正樹を呼び込む。 上田は石田のリクエストに答えてGeorgea On My Mindを石田とのデュオで。 金子マリとのデュオは『海になった少年』。 「アコギはここまで」と石田がエレキを取ると、清水興、ロジャー高橋に加えてChar、マック清水。上田と金子と一緒に『最後の本音』。石田が20歳のときに作ったという、上田も金子も、そしてソー・バッド・レビューも歌っていたというナンバー。 そしてI Can't Turn To Looseで大盛り上がり。 と、そこに飛び入りゲスト。おおっ、なんと山崎まさよし! The Weitが突然始まり、何も知らされていなかった石田は本当にびっくりしていた。 さらに突然ここでSuperstitiousが始まり、〆はこの曲。Happinessだ! アンコールは石田と藤井裕のデュオ『枯葉』。これが絶品! これはもうジャズ・ミュージシャン顔負け。「ジャズくらい出来るぜ」という意気込みが心地いい。 Charが出て来て、「これで終わってしまっては」ということで、出演者全員が舞台に上がり、Charの息子JESSEが加わってSex Machine。ひとりずつがソロを取ると楽屋に消えていくというスタイルだが、これが20分を越す熱演。終演は23時35分。チャチャチャン、チャチャチャン、チャチャチャンチャンで三本締め。 うわー、終電が、終電が。 7月26日記 静かなお喋り 7月25日 このコーナーの表紙に戻る |