Everyday I Have The Blues

町田謙介UNIT

2014年1月22日
浅草HUB

 去年、Jon Cleary のソロピアノを聴きに初めて来入った[浅草HUB]。普段はディキシーランドジャズのバンドが演奏しているのだが、たまに、ブルースやソウルのユニットが入る事がある。今月のスケジュールに町田謙介の名前があったので、Utamさんと待ち合わせで観に行った。

町田謙介(G.Vo.)
加藤エミリ(Key.Vo.)
アンドウ ケンジロウ(Cl.Tsax.)
岡地曙裕(Ds.Per.)

 加藤、岡地といったニューオリンズ・リズムに長けているメンバーに、今回は是非このライヴハウスに出たかったというアンドウケンジロウを加えた町田謙介の四人組UNIT。

 40分のステージ三部構成。加藤とアンドウは、去年Thumbs Up のBlues Powerで観ている。

 19時に店に行くと、もうUtamさんは先に来ていた。一番前のテーブルに陣取ってる。さすが。

 この店は料理もなかなか充実していて、フィッシュ&チップスとラムケバブで腹ごしらえ。以前はガンボもあったはずだけど、やめちゃったのかな?

 ファースト・ステージは19時20分から。いかにも浅草らしい客筋で、店の一角には、もうそうとうに出来上がっちゃってるオジサンとオバサンの一団が盛り上がっちゃってるし、音楽なんて無視して大声で話しているジイさんのふたり組もいる。そのうちに、立ち上がって踊りだしちゃったおっさんもひとり。それがもう無茶苦茶なリズムで手拍子打ってる。

 本場のニューオリンズがどうなのかは知らないが、案外こんな感じなんじゃないかと思えてくる。あまり音楽に詳しくない人でも集まってきて陽気に騒ぐ。それでいいんじゃないの?

 いつもスインギンバツパーズなどでは後ろの方で顔がよく見えない岡地の表情が間近で見られたのもうれしかった。実さまざまに変化にとんだ表情を見せてくれるドラマーだ。

 アンドウもユーモラスな体型で、穏やかな顔つきでリードを吹く。

 ヴォーカルはギターを弾きながらの町田だが、この人のヴォーカルは実は初めて聴いた。以前は、ねずみ男と名乗っていた人。一度聴いてみたかったんだよねぇ。いい声してる。

 加藤も何曲か歌う。ときどき見せてくれる笑顔がチャーミング。この人もいい声してるなぁ。

 セカンド・ステージまでで、翌朝早いからとUtamさんは退場。私は最後まで。サード・ステージ直前で入ってきたグループが、関西からこちらに来て、たまたま店に入ってきた人たちらしい。やはり関西の乗りは違いますな。ぐっと盛り上がって終了。アンコール前に、客席に今日が誕生日の人がいるということで Happy Birthday to You が歌われて、ラストに突入。

 町田のオリジナル、カヴァー曲、外国の曲に日本語の詞をつけたもの。それぞれが楽しく、いい浅草の夜が更けて行った。

1月23日記





















静かなお喋り 1月22日

静かなお喋り

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