2012年2月21日杉原徹−TE’TSU−ひとり会〜唄と語りとパフォーマンスの世界〜(横浜・Thumbs Up) 10分押しで20時10分開演。 二曲目で早くも『TOKYO TAKO BLUES』。25年前のデビュー曲。あれからもう25年。50歳になったテツは、歳は取ったがあんときのまんま。このままの調子で突っ切るのかと思ったら、今夜はサブタイトルにもあるように単なる音楽ライブではないらしい。やたらとトークが長い。 「言っちゃいけないと言われている」という内緒話の情報も含めてあれこれ。缶コーヒーWANDAナレーション、金子詔一(森山良子『今日の日はさようなら』の作詩・作曲者)とのレコーディング、『ドラえもん 九九のうた』の作詩・作曲のことなど・・・。 また、パフォーマンスもたっぷり。曲の途中でトランクの中から手品道具やおもちゃを取り出して、いろいろ楽しませてくれる。 絵本の朗読コーナーもあり、スクリーンに絵本の映像を出してBGMをバツクに『みずいろのマフラー』(文・くすのきしげのり、絵・松成真理子)。いじめの問題がテーマになっている話。こういうカワイイ絵で語られると、いじめっ子たちも感じることがあるんではないだろうか? 20分ほどの休憩の後、第二部が始まったのが21時40分。森永のブランドCM曲『エンゼルはいつでも』をバックに天使の姿で登場。第一部ではテツの隣に座っていながら演奏に加わらなかった(正しくは加えてもらえなかった)梶野秀樹のベース、女性ゲストのパーカッションも参加して音が厚くなる。 途中、ゲストコーナー。supermoonwave研究家の星川芳人さん。月の満ち欠けの周期が人間に影響を与えているとは言われているが、それをさらに詳しく研究されている方。満ち欠けだけではなく、月が地球に近付いているときと遠ざかっているときによって影響が違うという興味深いお話し。この月と人体の関係のメカニズムが解明されると面白い事になるなあ。 第二部にも絵本の朗読あり。『なきすぎてはいけない』(文・内田麟太郎、絵・たかすかずみ)。死んでいく祖父と孫の話。最近、人の死について考える事の多い私には、胸に沁みるなあ。 終演23時。たっぷり。またひとり会があったら来たい。私が生きていて、月の満ち欠けの影響下でおかしくなっていなければ。 2月22日記 静かなお喋り 2月21日 このコーナーの表紙に戻る |