March.31,2000 力まんじゅう

        箱根湯元駅の前で見つけた、お饅頭。金太郎伝説にちなんで作られたものらしいが、みなさんも想像したでしょうが、そのものずばり冗談ではなく、やっぱり餡子の中にが入っている饅頭だった。

        お土産に買って帰り、桝井山くん(1月の『蕎麦湯ブレイク』参照)にあげたらば、一言、

        「ごっつぁんです!」

        面白い奴だよなあ。

        私の分は買ってこなかったが、やっぱり自分の分も買ってくるべきだったかなあと、ちょっぴり後悔している。

        さてと、

        ここで、悲しいお知らせをしなくてはならない。

        PRIVATE EYE を毎日読んでくれている皆様には、誠に申し訳ないのだが、私、ご存知でしょうが、1日15時間労働の肉体労働者であります。何とかホームページを作る時間を捻出するべく、睡眠時間を5時間半に削って、毎朝7時から8時の間で、このホームページを作っています。考えてみたら、初のアップロードが昨年11月。パソコン上では9月から毎日毎日、更新を繰り返してきました。もう、なんと7ヵ月もこんなことをしていることになります。明日からもう4月。8ヶ月目に突入してしまいます。

        怒らないで聞いて下さい。私も、このへんで少しは好きなことをやってみたくなりました。

        そこで、

        明日4月1日、エイプリル・フール。

        小説を載せさせてください。

        だって、書きたくなっちゃったんだもーん!

        ど素人の書いた小説なんて読みたくないという気持ちは、よーく解ります。でも、どうしても書かないと、頭の中が消化不良で、この先が進めなーい! あっ、読みたくない人は読まなくていいからね。

予告

PRIVATE EYE 井上恵司が送る
初の小説

『激突!』(Deburu対戦)

山の一本道を歩く、ひとりの相撲取り
その相撲取りを追い越したことから
その事件は始まった。
主人公に襲いかかる
不条理な出来事!

その全貌が
いよいよ明日ベールをぬぐ!

井上恵司いわく
「わたし、書いちゃったんですけど」

早くも心配する各界(角界)の声

「いのうえさーん、止めましょうよ―」
小川勝(歯科医/フィギュア・スケート解説者)

「どすこい!」
貴闘力(平成十二春場所優勝力士)

「ごっつぁんです」
桝井山くん(現在失業中、仕事ちょうだい)

 

なんと、まだ執筆途中!未完成なのだ!
井上いわく
「8割がた出来ているんだけどね
最後どうしようか、まだ決まっていないんだ」

はたして明日、間に合うのか!

リチャード・マシスン原作
スティーヴン・スピルバーグ監督
『激突!』(Duel決闘)の
まがい物か!

筒井康隆『走る取的』への
大胆なる挑戦か!

はたまた
京極夏彦『どすこい(仮)』の
いただきか!

明日、堂々公開!!

堂々、後悔だったりして。


March.25,2000 ロマンスカーワイン

        「あのさ、一昨日ロマンスカーサブレ食べたじゃない。おいしかったでしょ。サブレって、いったい何なんだろうね。外国のお菓子なのかなあ。それとも日本式洋菓子かなあ。なんかクッキーに近いよね。キャラメルみたいな甘さがあって、クッキーよりおいしい。たださ、ちょっと大きいよね。もう少し、小さいサブレにしてくれると、食べやすいのだけどなあ」

        「あのあとさ、ウチの店の人達に聞いてみたの。鳩サブレをどこから食べるかって。そしたらね、圧倒的にみんな尻尾からだって。そうだよね。でも面白いよね、みんな考えていることが同じなんてさ」

        「そしたらさ、稲川さんが『それじゃあ、[ひよこ]ってお菓子は、どこから食べますか』って切り返してきたの。これ困ったちゃった。ぼくさ、[ひよこ]は逆に頭から食べるんだよね。あれってさ、胴体部分からって食べ難いじゃない。まず、頭を食べちゃって、球状にしちゃった方が食べやすいんだよね。」

        「メザシとか、ウルメイワシなんていう頭から尻尾まで食べられる魚なんてさ、やっぱり頭から食べるよね。『頭から食べられますから』なんて言われちゃうと、尻尾から食べてもいいのに、ついつい頭からガブリといくよね。いつまでも頭が付いてて、こっちを恨めし気に見られているのも嫌だしね」

        「ねえ、ところでさ、一緒に買ってきた、やはりロマンスカーの車内でしか売っていない小田急ロマンスカーワインとロマンスカーウイスキー、そのへんに置いてあったんだけど知らない? 単にサッポロのワインやスーパーニッカのミニポトルに、ロマンスカーの写真のついたラベルを着けただけといえば、その通りなんだけどさ。ちょっと面白いでしょ? 写真に撮って、ホームページに載せようと思ってさ。撮り終わったらさ、一緒に飲もうよ。ねえ、どこにあるか知らない?」

        「えっ、どこだって? キッチン?」

         「あ゛―――っ、全部飲んじまいやがった!!


March.23,2000 小田急ロマンスカーサブレ

「ねえねえ、これお土産の小田急ロマンスカーサブレ。食べてね」
「――――――――」
「これね、ロマンスカーの中でしか買えないんだよ」
「――――――――」
「今、コーヒーいれるからさ、まあ、食べてよ」
「――――――――」
「ほら、カワイイでしょ、このデザイン。ロマンスカーの形してる」
「――――――――」
「あのさ、鳩サブレって、どこから食べる? 頭から? 尻尾から? それとも鳩胸のところから? ぼくはさあ、やっぱり尻尾から。だって最後まで頭が残ってないと、何食べてるんだか解んなくなっちゃうでしょ? ロマンスカーサブレ、どこから食べる?」
「――――――――」
「あっ、どこからでもいいよね。そんなこと。ねえ、さっきから何黙ってるの? 何か言ってよ」
「ようするに、また手抜き企画の、お土産シリーズが始まるってことだろ?」
「――――― うん


March.21,2000 しまったあー!

       

        小田急ロマンスカーで箱根へ。車内販売のワゴンがまわってきたので、中を覗いてみたら、いちごプリンが凄くおいしそうに見えたので買ってしまった。その瞬間、何か魔が差したんでしょうね。箱根のラベルのついた缶ビールが目に入ってしまった。中身は普通のサッポロ黒ラベルなんですけどね。「呑みたい!」と思ってしまって、「あっ、それからビールね!」。車内販売のお姉さんが変な顔したので、「はっ!」我に返ったのだが、もう遅かった。「これでいいんですね」。私、こういった時、プリンは止めると言えなくなってしまう性格なんですね。

        それで、いただきました。いちごプリンを肴にビールを。両方ぬるくならないうちに。トホホ。


March.17,2000 とうふ麺

        お馴染み[らんぷ亭]の話。今度、新製品として[とうふ麺]なるものが出たのをご存知ですか? 店頭のポスターを見て、さっそく食べてみた。外見は、冷たいうどんに冷たい汁をかけた、我々の業界でいう[冷やがけ]のようなもの。その上に薬味ネギとおろし生姜がトッピングされている。うどんのように見えるのが、実は豆腐というわけ。冷奴を麺状にしたと思っていい。

        豆腐を麺状にするというアイデアは、どうやって発想したものなのやら。だって、豆腐なんて柔らかすぎて、箸でつまんだだけで、切れてしまうと思うでしょ? これが、どういう訳か切れないのですよ。どうなっているのだろう。おそらく何か添加物が入っていて、簡単には切れないのようになっているのだと思うけど、不思議な食べ物だ。豆腐の味がするかというと、これがまた微妙で、豆腐だと言われれば豆腐だという味わい。

        口に入った触感としては、豆腐とかうどんというよりも、ところてんに近い。ところてんという発想が私の頭に浮かんだ瞬間、これは豆腐サラダとして食べたら旨いと思った。今、[らんぷ亭]のテーブルの上は、たいへんなことなっていて、なんと4種類のドレッシングが置いてあるのだ。今回はその中から[実がたっぷりのドレッシング]をチョイス。これは、しいたけ、ごま、ねぎ、昆布がみじん切りになって入っている豪華なドレッシング。これを、とうふ麺にかけて食べた。いきなりトッピングが凄く増えてしまって、得した気分。それでね、これが思ったとおり旨いんですよ。

        是非、お試しあれ。[とうふ麺]250円。牛皿と漬物、ごはんがセットになった牛皿とうふ麺定食620円。夏場なんか、食欲がないときに良さそう。


March.13,2000 明太子入りマヨネーズ

        下田駅の売店で売っていた、明太子入りマヨネーズ。家に帰ってから、フライの付け合せで明太子マヨネーズ・スパゲティにして食べた。茹で上がったスパゲティに塩、胡椒して、この明太子マヨネーズを和える。普通のマヨネーズより硬めに作ってあり、ちょっと和えにくかった。茹でたじゃがいもにかけて食べてもおいしかった。

        明太子味以外にも、オニオンとか山葵とか、いろいろ種類があったのだが買いきれず。また下田に行ったら、別の種類のも買ってみよう。


March.11,2000 椎茸うに御膳

        下田[梅宮辰夫漬物本舗]で買ったおみやげ、その3。

        瓶詰めのウニってあるでしょ。塩漬けにしてあるやつ。[椎茸うに御膳]って、あれに椎茸の刻んだものを入れたものだと思ってもらっていい。ただねえ、ウニの味が強すぎて、椎茸の味は素っ飛んじゃっている。これなら、ウニの瓶詰めだけ食べればいいような気がするのだけれど、椎茸っていいダシが出るから、おいしさが増しているのだと説明されたら、それも一理あるかと納得したりして。いずれにしろ、ご飯にも酒の肴にも合って、おいしくいただきました。


March.9,2000 金目鯛の子

        下田の[梅宮辰夫漬物本舗]で買ったおみやげ、その2。

        [金目鯛の子]といっても、写真でわかるように卵のこと。金目鯛の卵を甘辛く煮たもの。魚卵なんていうものは、何を食べてもあんまり変わりないと思うでしょ。子持ちカレイの煮付けの卵と、生たらこの煮つけの味の差なんて解りますか? 

        いつだったかなあ。いくらを食べていた時、「あれっ、このいくら、鮭の味がする!」って思ったことがある。思ったあとすぐに「当たり前といえば当たり前じゃないか」と思い直したんですが・・・。それでね、よく考えるとたらこは鱈の味がやはり微かにするかなあと思うし、やっぱりこれも、金目鯛の味がすると言われればそんな気もするし・・・。

        「それじゃあお前、数の子は鰊の味がするというのか」とか言われると、考え込んじゃうし・・・。「第一、鶏卵はトリ肉の味がするのか、ええ、どうなんだ、どうなんだ。はっきりしろ!」なんて言われると、ちょっと逃げ場が欲しいよなあ。


March.7,2000 野沢菜キムチ漬

        「下田の駅前に梅宮辰夫の漬物屋があるから、帰りに、そこの[野沢菜キムチ漬]を買ってきて」と頼まれてしまった。梅宮辰夫の大きな人形が立っている、方々にあるチェーン店。私、知ってはいたけれど、一度も入ったことがなかった。

        帰りの踊り子号の発車時刻より、30分ほど早く駅に着くように旅館を出て、[梅宮辰夫漬物本舗]へ。話好きな店主曰く、この野沢菜キムチ漬は、梅辰の定番として有名なのだそうだ。へえ、知らなかった。頼まれた分に加え、自分用にもと計二箱購入。

        帰宅後、早速食べてみた最初の感想はというと、「こりゃあ、失敗だよ」という気分。だってさ、キムチって普通、白菜とか大根とかキューリのような、素材自体の味が強くないものを漬け込むわけでしょ。野沢菜は、その味自体が強烈な個性を持っちゃているものなんだもの。だから、一口食べると唐辛子の味がしなくて、口一杯に野沢菜の味が主張しちゃう。やがて、キムチの辛さが追いついてくるんだけれどね。渾然一体に口に広がるという感じじゃないんですよ。

        てなことを言いながらも、喜んで全て食べちゃいましたが。


March.5,2000 みかんワイン

        下田の駅で、よく冷えたみかんワイン[ゆめ紀行]を買って帰りの車中へ。

        味の方はと言うとですね。「クンクン、ふーん。ゴクッ、んっ? ゴクゴク、うん、みかんだな。ゴクゴクゴクゴク、うん、ワインだ。ゴクゴク、こりゃあみかんワインとしか言いようがないよな」て味かな。

        おいしかったかというと、どうですかなあ、まあ、みかんワインを飲んだって訳で。どうも答えにならないのだが、ようするにみかんワインです。


March.3,2000 さくらソフトクリーム

        ほんのりピンク色しているのがわかるでしょう? 下田の駅で売っていた期間限定のさくらフレーバーのソフトクリーム。私ソフトクリームに目がなくて、ついつい買っちゃう。昔はソフトクリームといえばバニラ、あとはせいぜいがチョコレート。ところが最近は抹茶だとか、グレープだとか、いろいろ出てきた。で、さくらソフトクリームですが、微かなさくらの香りがしておいしかった。


March.1,2000 [宝ずら歌劇団]のパン 

        下賀茂の町をぶらぶらと散歩しているうちに、町営の朝市のようなものに出くわした。地元の名産品などを屋台を出して売っている。各屋台をひやかしながら巡っているうちに、たくさんのパンを台の上に乗せた屋台が目に付いた。

        「うちは、実はパン屋をやっているんです。これ今作ってきたばかりのパンなんですよ」。中年の女性が、言葉巧みにセールスする。見るとおいしそうなのだ、これが。で、中からパン生地で作ったドーナツ4個200円と、フルーツパイ2個300円を購入。帰京後、コーヒーを沸かして食べたが、これが旨かった。いかにも手作りという味。

        店の名前は他にあるのだが、出店名は[宝ずら歌劇団]という。中年女性以外に高校生くらいの女の子が立っていた。少女マンガ風の手書きのポスターが貼ってあって、希望すれば、歌って踊ってくれるとのことだった。宝塚のような歌と踊りを見せてくれるんだろうな。こちらの方は遠慮しておいた。[宝ずら]とは、静岡の方言で語尾に「ずら」が付くことからきた洒落なんだろう。やっぱり話の種に、踊ってもらえばよかったかな。「すみれのはーなー、さーくっころー」

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