November.24,2000 竹酒

        これね、[うかい鳥山]で売っていた[竹酒]なるもの。京都白河で取れた青竹付き。この竹を徳利にして使ってくれという。と言っても、この生酒、燗ではなく冷やして飲んでくれというから、直接瓶から竹に酒を入れるだけ。

        別にこの竹の中に入れたからといって、酒に竹の香りが移るというものでもなかった。でもまあ、ちょいとオツなもんですな。ふわーっ、いい心持だあ! なんだか今回の町会バス旅行、酒ばかり呑んでたなあ。


November.18,2000 [うかい鳥山]の薩摩地鶏炭火焼

        今年の町会のバス旅行の本当の目的は、紅葉の高尾山散策ではなく、高尾山登山口から甲州街道をクルマで5分ほど行ったところにある[うかい鳥山]という料理屋へ行くことにあった。ここは、広大な庭園の中に、離れの座敷がそこここに点在している、贅沢な空間だった。帰宅してから知り合いに話しまくったら、かなり有名な店で、行ったことがあるという人が多かった。私など聞いたこともなかった。こういう高級なところには縁がないものね。

        バス旅行参加者総勢51人。たくさんある離れの座敷の中でも、最も大きな家屋と思われるところに案内される。それぞれが席に着いたところで、ビールが運ばれてくる。町会長の音頭で乾杯。

        付出しは、大きな山芋。味は里芋に近い。そういえば、料亭や高級な料理屋にしか出回らない、大きな芋があるという話を聞いたことがある。ああ、これかあ。これを薄い塩味で鶏肉と一緒に煮てある。脇に春菊と柚。

        お通し。山湯葉の茶碗蒸。百合根、松茸、銀杏入り。

        「お酒がいい方はいませんかあ」 「ああ、俺、お酒ちょうだい」 「私は焼酎がいい」 「ウイスキーある?」 「ウーロン茶!」 もうみんな勝手に注文し始める。

        鴨しんじょのお吸い物

        のんびりと酒を飲みながら、同席となった、ウチの店のすぐ裏手にお住まいの老夫婦と話しをする。ウチにもよく食事にいらしてくれる方で、奥様とは何回かお話ししたことがあるのだが、旦那さんとじっくり話をするのは初めて。昔の人形町の話など、いろいろと興味深いことをうかがった。

        岩魚の塩焼き。これが旨かった。柔らかくて頭から尻尾まで、まるで骨が気にならないで食べられた。

        外を眺めると広大な庭には、もみじがたくさん植えられていて、ちょうど紅葉の盛り。うーん、たまには休日の一日、こうやってのんびりと自然に囲まれて豪勢な料理に舌鼓を打つのもいいもんだなあ。

        さて、メインディッシュである。地鶏炭火焼

        これは、焼いたのを持ってくるのではなく、自分で焼くという趣向。よく熾きた炭の上に五徳を置き、この上に大きく切った鶏肉を串に刺したものを乗せる。始めは皮の方から焼く。そうしないと、くっ付いてしまうそうだ。自然に剥がれてきたら、ひっくり返して、もう片面を焼く。だいたい火が通ったら、焼鳥屋にあるような大きな壷の中のタレにジャボっと浸して、また五徳に戻す。これを3回繰り返す。おお、なんだか焼鳥屋になったよう。

        肉が大きいので一口で食べるわけにはいかない。お皿に乗せて、串から外して食べる。ナイフとフォークもあるから、これで小さく切ってもいい。旨い! 自分で焼いたんだという自覚もあるから、よけい美味しいのかもしれないが、弾力のある鶏肉は、味があって旨かった。鶏肉は、ひとり二串。これに、ねぎ串とししとう串がひと串づつ。

        最後が、豆腐の味噌汁と漬物で、むぎとろご飯

        旨かったなあ。かなり酔っ払っちゃったけど。あとで品書きを見たら、私達が食べたのは、[瀬降り焼コース]という一番安いコースで、それでも4500円する。あれれ、参加費が3500円。すでに1000円オーバーしている。しかも、ずいぶんとビールだの酒だの飲んだよなあ。それに、往復のバス代。どうなっているんだろう。まっ、いいか。毎月町会費払っているんだもの。


November.13,2000 カール名古屋コーチン手羽先焼きの味

        大阪では、[ジヤイアント・プリッツのたこ焼き味]というのを売っていたが、名古屋ではキオスクで、[八丁味噌味]を売っていた。それと[ジャイアントおっとっと]の[みそ煮込みうどん味]。もう味噌はうんざりするほど買ったのでパス。代わりに[カール名古屋コーチン手羽先焼きの味]というのを購入。

        これ、あんまり鶏の味ってしなくて、ましてや、どこが名古屋コーチンなのかよくわからない。まあ、美味しかったですけれどね。


November.10,2000 八丁の味噌ラーメン

        カクキューの売店で売っていたお土産シリーズ。その4

        出ました、ずらり並んだ八丁味噌味の麺類。ラーメン、煮込みどん、きしめん。すでに、キャラメル、カステラ、それに無料でもらった八丁味噌、さらには逆上して買い足してしまった味噌で十分にバッグは重くなってしまっていた。この上、この麺類3種類は、とても持ちかえれない。泣く泣く[八丁の味噌ラーメン]だけ買って帰った。

        なんでも、カクキューの社長が自宅で、ふと八丁味噌でラーメンを作ったらどうかと閃いたそうで、作ってみるとなかなか美味しい。そこで商品化したという。

        帰宅後、さっそく作ってみました。ちょっと怖いな(笑)と思いながら。それでですね、これは意外と普通の味噌ラーメンの味なんですよ。味噌ラーメンといったら、もともとは札幌でしょ。おそらく元祖の味噌ラーメンは、合せ味噌として麦味噌あたりを混ぜていたと思うのだけれど、全国的に味噌ラーメンが広がってからは、各店で、味噌をさまざまにブレンドするようになっていったから、当然、八丁味噌もブレンドに加えている店もあるはず。だからでしょうね、「ああ、こういう味の味噌ラーメン、食べたことがあるなあ」という感想しか沸いてこない。

        うーん、こうなると煮込みうどんときしめんが気になる。あれも買って来たかったなあ。あれ? うどんやきしめんは自分のところで打てるんだっけ。


November.7,2000 味噌カステラ

        カクキューの売店で売っていたお土産シリーズ。その3

        八丁味噌味のカステラ。これもかなりギョッとしましたが、食べてみると、そんなにおかしくない。普通のカステラに、少し味噌の風味がする。ただですねえ、このネーミングはいかがなものか。日本人は長い名詞を4字に略するのがお得意だが、[みそかす]はねえ。これって[みそっかす]に通じませんか。


November.4,2000 味噌キャラメル

        カクキューの売店で売っていたお土産シリーズ。その2

        前回、八丁味噌アイスクリームは、キャラメルの味に似ていると書いたが、実はちゃんと八丁味噌味のキャラメルも売られていた。ゴマ入り。

        実は今、これを舐めながら、これを書いているのだが、なんとなく以前にも食べたことがあるような気がする味なのだが、何なのか思い出せない。妙に懐かしい味がする。甘辛い味の中にフワーッと八丁味噌の香りが口に広がる。

        まっ、人好き好きという感じなのだが・・・・。


November.1,2000 八丁味噌アイスクリーム   

        カクキューの売店で売っていたお土産シリーズ。その1  

        八丁味噌アイスクリーム。これだけは、持って帰っても溶けちゃうので、その場でいただきました。コチコチに冷凍されていたので、蓋を開けてしばらく待つ事にする。どうも味噌とアイスクリームという組み合わせが異様な気がするのだが、最近はゴマのアイスクリームなんてあるものね。箱根ではワサビのアイスクリームも食べたし。

        もともと、八丁味噌は砂糖との相性がよくて、八丁味噌を使った料理は砂糖を使うことが多い。味噌かつなんて、その最たるもの。それで、案外旨いかもという期待と、ちょっと怖いなという気持ちが入り混じる。

        ちょうど食べごろに溶けたところで口に入れる。そうですね、一番近い味というと、なぜかキャラメルに近い。それでいて、完全に口の中で溶けきったあとに香るのは八丁味噌。不思議な食べ物でした。

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