July.16,2001 まるみつ食堂の沖縄そば

        沖縄というところも、蕎麦屋とラーメン屋が少ない。ところが麺類が嫌いなのかというと、そんなことはないらしい。沖縄そばの店だけは、どこに行っても見かける。ビオスの丘見学を終えたのが午後1時。ちょうど昼食時だ。観光タクシーの運転手さんに、どこか沖縄そばの美味しい店に連れていってくれないかとリクエストする。こういうのは味のうるさい運転手さんにお任せするに限る。

        「お任せください」という運転手さんの心強い言葉に安心して、一路、石川の[まるみつ食堂]へクルマは向かう。ビオスの丘から程近いところに[まるみつ食堂]はあった。

        ちょうど、お昼の時分どきが一段落したところだったらしく、店内は空いていた。壁に貼り出されているメニューを眺める。

        沖縄そば以外にも、いろいろと沖縄料理が出来るようなのだが、ここは当初の目的どおり沖縄そばで行こう。運転手さんのお薦めは絶対に[中味そば]だと言う。「私はここでは、いつもこれに決めているんです」 そうかあ、じゃあ私もそれでいこうかなあ。父は店の人が薦めた沖縄名物の[ソーキそば]。母は、栄養のバランスを考えて[野菜そば]とした。

        待つことしばし。お待ちかねのそばが次々とテーブルに並ぶ。私の注文した[中味そば]は、ようするに豚の臓物が入っているやつ。

        いわば、モツそばってやつですね。麺は平打ちで、きしめんみたい。モツのダシが効いて、スープが濃厚になっている。これに例の沖縄の食卓には欠かせない島とうがらしの泡盛漬けを振りかけて食べる。うーん、旨い。これは、運転手さんの言うことが正解だ。

        上の写真がソーキそばなんですが、確かにソーキ(豚のあばら肉)は旨いのだが、スープの味を変えてしまうほどではない。野菜そばは野菜の甘みがスープに溶け出て、これはこれでまた旨いのだが、やはり中味そばほどの旨さではない。すっかり沖縄そばの魅力に取り付かれてしまった。不思議なことに沖縄では、蕎麦やラーメンよりも沖縄そばの方が気候に合っているんですね。帰京後、都内の某沖縄料理店で沖縄そばを食べたのだが、[まるみつ食堂]で食べたときの感激はなかった。はたして、気候のなせるワザなのか、やっぱり味の違いなのか・・・。


July.12,2001 ココナッツアイスクリーム

        沖縄のアイスクリームといったら、何といっても[ブルーシール]。沖縄中、どこへ行っても売っている。夏が長いということもあるのだろうが、実に売店が多い。東京で、サーティワン・アイスクリームの売店を見つけるのが難しくても、沖縄では、もうそれこそ街中でブルーシールを売っている。フレーバーの種類も多くて迷ってしまうのだが、東京では食べられないウベを買った。旨いなあ。なぜ、沖縄や東南アジアでないとウベを売ってないんだろう?

        国道をクルマで走っていると、大きなパラソルが国道沿いに立っているのが目につく。これが、アイスクリーム屋。観光タクシーの運転手さんによると、「正しくはアイスクリンっていうんですけれどね。あの人たちは、みんなアルバイトなんです。ほとんど学生さん。主に週末とか夏休みシーズン中なんかに、一ヶ所に集合してトラックなんかで移動。国道沿いに、パラソルとアイスクリームの入ったクーラー・ボックスと一緒に降ろされるんです。そうやって1日、パラソルの下で椅子に座って本なんか読んでいる。クルマが停まって、客がくると、アイスクリームを売るんですよ。夕方になるとまた、迎えのトラックがやってくる」

        アイスクリーム大好きな私のこと、もう沖縄ではアイスクリームを食べまくりましたが、限界はあり。その中で割と気に入っちっゃたのが、[ビオスの丘]の売店で買った、ココナッツアイスクリーム。ココナッツの殻に乗せてある。ちょっと手がベトベトになってしまったのが難でしたが、美味しかったでした。

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