May.22,2002 阪神タイガース弁当

        絶好調の進撃を続けるタイガース応援の意味を込めてか、[サークルK]と[サンクス]が期間限定で[阪神タイガース]弁当なるものを売っている。



        私は別にタイガースのファンでもないし、もともとあまり野球に興味は無い方なのだが、こういう面白い商品が出ると、ついつい買ってしまうのだ。



        ご飯部分が2色。普通の白飯に青菜ふりかけをかけた部分は、どうやら外野の芝生を表しているらしい。茶色い部分が内野。味付けご飯に、ベースを表す海苔が4切れ。ホームベースまで四角というのは(笑)・・・まあ、そこまでは凝れなかったんだろうけどね。

        解説によると、一塁側のおでんは「甲子園おなじみの味」なんだそうだ。へえー、甲子園球場って、おでんを売ってるのかあ? 同じく豚みそ炒めも「甲子園名物“もつ煮”風のみそ味」なんだそうな。そんならいっそのこと、もつ煮を入れてくれたらよかったのになあ。一口カツは勝つに通じるから当然ね。さくら漬けは「さくら咲く」かあ。

        ふるっているのが三塁側。それぞれのおかずがセントラル・リーグの各球団を表しているんだそうな。エビフライ、これはわかるよね(笑)、中日ドラゴンズ。シュウマイは横浜名物とくれば、横浜ベイスターズ。ここまでは簡単にわかった。問題はこの先。ウズラタマゴは東京ドームの愛称ビッグエッグからだから、読売ジャイアンツ。ここまではなんとかなった。ついにわからなかったのが、鶏肉の揚げ物にチリソースをまぶしたものと、肉団子の揚げ物。解説を読んでみると、鶏の揚げ物のチリソースは「赤をイメージしたもの」というから、これは広島カープかあ。肉団子にはビーフンがまぶしてあって、これは「ツバメの巣をイメージした」というから、ヤクルトスワローズ―――って、ちょっと苦しいなあ。

        肝心の阪神タイガースはれんこん。「“見通しが利く”れんこんをカレー味にし、海苔を巻いて阪神タイガースカラーに」 実際、このれんこんが一番手間がかかっているようだし、カレーの風味が効いていて美味しい。一番気に入りました。

        値段も555円と、安い! ビッグエッグで売っている[DOME弁当]よりも安くてボリュームがあるぞ。ゴーゴーゴー、タイガース! 優勝したら、またアンコールで売ってくれないかなあ。


May.11,2002 中国野菜とチキンのスパイシーDon

        東京駅の駅弁も、毎回同じものだと飽きてきた。以前は八重洲中央口を入ったところで、各駅の新幹線グルメ弁当を置いている店があって、名古屋駅の[トッピング・オムズ]などを買ってから乗り込んだりしたものだが、この店もいつのまにか無くなってしまった。大丸の地下食品売り場で弁当を買うという手もあるのだが、先日はちっょと事情があってそのまま構内に入ってしまった。さて弁当をどうしよう。最近は[O−bento]なるものも出来て、暖かい弁当も食べられるようになってきた。これでもいいんだが・・・。

        構内をウロウロしているうちに、ふと目に飛びこんできたのが、[サラダバッグ]というお店。テイクアウトの中国料理のような四角い箱の弁当らしきものが見えた。[まぜまぜビビンバDon]やら[とろーり卵のハヤシDon]など、凄く美味しそうなのだ。迷ってしまったが、中から[中国野菜とチキンのスパイシーDon]を買った。ホカホカとあったかい。ウキウキして列車に乗りこむ。



        鶏肉と、たっぷりの野菜を炒めて、かなりエスニックな味付けにして、軽いとろみをつけたものをご飯の上からかけた丼。ちょっとした中華丼という感じなのだが、味付けは醤油ベースで、かなり本格的なアジア風味。すっかり気に入ってしまった。

        ついでに、ビールのツマミにでもと買ったのがこれ。



        サーモンの生春巻き。それと右上のは鶏肉とキューリのあえ物。左上はヒジキなんだけど、普通の日本式の煮つけではなくて、油揚げ、大豆、レタスなどと一緒にあえてある。ヒジキなんて煮つけにするくらいしか思いつかなかったから、この新しい味には新鮮な驚きを憶えた。

        列車の旅の食事は楽しい。食堂車両は無くなってしまったものの、駅弁だけでなく、こういう選択肢が生まれてきたのはうれしいではないか。


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