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ユッケ

 人の噂も75日。もうそろそろ、焼肉屋チェーンで出したユッケが原因で食中毒のために何人か死亡したというニュース。あれを聞いた時、「そういえば、もう何十年もユッケを食べていない」と思い出した。

 ユッケ、私も大好きだったものだ。焼肉を食べる前に、これでビールを一杯とか、シメでユッケビビンバとか、よく食べていたものだ。それがあるときを境にユッケを口にすることは無くなった。

 私は、風邪をひくと、よく焼肉を食べに行った。元気をつけて風邪菌をやっつけようという考えだったようだ。ある日曜日、どうも風邪っぽい。体温計で熱を測ると微熱が記録されている。明日からは仕事だ。これは焼肉しかないだろう。というわけで、夕食は焼肉と決めていた。

 何度か入ったことのある焼肉屋へ行き、とりあえずビールとユッケを頼んだ。そしてカルビとレバーを焼きながら、当時は密造酒でしかなかったマッコリ。「これで元気になるぞ」と帰宅した。

 そしてその夜、私はひどい下痢に苦しむことになった。一晩に何回もトイレに通い、ほとんど眠れなかったのだ。

 当時、頭にピンと閃いたのは「ユッケだ!」ということ。「ああ、生肉なんて食べなければよかった」

 あれからですねえ、私がユッケを口にしなくなったのは。生肉ってやっぱりまずいだろう。しかし今になって冷静に考えてみると、風邪をひいていたこちら側の体調だったんじゃないかという気がしてくるんです。肉は新鮮だったんだろうけど、こっちの胃腸が受け付けなかっただけなんではないかと。

 今回の事件は、食べた側の体調が悪かったで済まされるものでは絶対にないと思う。ただね、体調が良くないときは生肉なんて食べちゃダメよってこと。もっとも、私は今までどおり、もうユッケは食べないだろうけど。

2011年6月29日記

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