エイリアン ビキニの侵略(Invation Of Alien Bikini) 2013年1月27日 WOWOW放映 あきれ返るほど超低予算の韓国映画。 路上で男たちに襲われる女性を助けた若者。役者はみんな素人なんじゃないの? 自宅の狭いアパートの一室に女性を連れて行く。映画はほとんどこの一室でのロケ。ふたりの若者がいい雰囲気になっていくプロセスが、青春映画としてよく出来ていて、つい引き込まれてしまう。いわゆるグローリング・アップものという感じ。ふたりでゲームをしているうちにお互いが接近して・・・というところで突然この女性が実はエイリアンだということがわかる。 このエイリアン、地球の男の精子を受精するのが目的。ところがこの男、妙な貞操観念があって、結婚しない相手に精子は出せないと拒否。エイリアンが受精できるのは一生でただ一日だけだから、なんとかしてこの男から精子を搾り取ろうとする・・・って、なんじゃこりゃ。 おそらく学生が自主映画で撮ったんじゃないかと思う。男の感情のイメージ映像が挟まれたりして、いかにも映画青年がやりたがるシーンがある。アメリカのインディーズでも、そんな低予算の映画が大ヒットしてしまうことがあるから、これもアリだとは思うが、あまりにもチープで笑える。 どういう結末を付けるのかと思ったら、やっぱり予算がないのかエイリアンとの闘いで終わらせるのではなくて、古い民話にシンクロさせておしまい。あらあらあら。 でも、一度観るには楽しめるよ。どこがビキニじゃ! と怒り出す人もいそうだけど。アメリカのホラー映画みたいなサービス・ショットを期待するとがっかりする。アハハハハ。 1月28日記 静かなお喋り 1月27日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |