コールド・ウォー 香港警察 二つの正義(Cold War 寒戦) 2013年11月4日 シネマート新宿 香港で大ヒットしたという映画。たしかに面白いのだが、どうも一点、ひっかかるところがあって、なんだか気になって気になっているうちに終わってしまった。 5人の警察官が人質になる事件が起こる。身代金が要求され、警察は金を用意する。すると土壇場になって犯人側から身代金を減額するとのメッセージが入る。って、そんなことありえないじゃんと思っていると、新しい要求額だけ残して、あとは銀行だかどこだかに返す手続きがとられる。その額が新しい要求額よりも多いという時点でもう、ああ、犯人側が実際に狙うのはそっちの方だって誰でも考えるでしょ。それを警察は受け渡し場所にばかり固執する。バッカじゃないの? 警察内部の権力争いというのもこの映画のテーマなのだけれど、そんなことやってる場合じゃないでしょ。こういう頭が悪いのが捜査の指揮を取っているようじゃ、どのみち碌でもない警察って事でしょ。それで案の定、犯人側の思い通りに、残った金を返しに行った現金輸送車が襲われるってわけで、間が抜けているにもほどがある。 それで、それまで権力争いしていたふたりがようやく協力するようになると、もうラストが拍子抜け。おいおい、これじゃあ、みのもんただろうが。しかもラストシーンのオマケつきで、香港警察ってこれじゃ間抜けそのものじゃん。 11月5日記 静かなお喋り 11月4日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |