風雲電影院

ダイ・ハード/ラスト・デイ(A Good Day To Die Hard)

2013年2月23日
楽天地シネマズ錦糸町

 なんとも大味すぎるアクション大作。
 先日観た『ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』で、ジョニー・トーが嘆いていたように、今のアメリカ映画は本当に面白くなってしまったのではないか? ただただクルマを壊すだけのシーンが続くところは、観ていてうんざりしてきた。こういうののどこが面白いの? アメリカ人はこういのが好きなんだろうか? 今の日本の観客もこういうのを面白がるのだろうか? 少なくとも私はこんなのを見せられても面白くもなんともない。

 ジョニー・トーが言うように、今のアメリカ映画って、監督のスタイルが感じられないものが多くないか? もう誰が撮っても同じ。少なくとも70年代ごろのアメリカ・アクション映画は、それぞれにスタイルを持った映画監督がいたように思う。

 今の観客って、ひたすら物を破壊したり、あまりリアリティのないCG処理をしたりといったシーンが続くだけの映画を観て面白いと納得しているのかなぁ。

 今回は上映時間も短め。一応、ブルース・ウィリス扮するジョン・マクレーンの息子と娘がストーリーに絡んでくるが、ドラマとしても物足りない感じ。なんなんだろうね。いろんなもの壊して、結局、家族は全員無傷で、よかった、よかったで終えられてもなぁ。それが娯楽映画だと言われれば、それまでなんだけど。

 ロシアを舞台にしているが、ロシア人は、よくこんなものを撮らせたと思う。かなり屈辱的なんじゃないかなぁ。とくにチェルノブイリの部分は引いてしまった。なんか無神経な映画だなぁと思う。こういうのを観ると、日本を舞台にしたアクション映画は撮って欲しくない。どうもこの調子だとシリーズはまだ続きそうだし、日本を舞台に『ダイ・ハード』を作るという話があってもおかしくない。でも絶対に福島ロケなんかに来るなよ。

2月24日記

静かなお喋り 2月23日

静かなお喋り

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