エンダーのゲーム(Ender's Game) 2014年1月28日 109シネマズ木場 IMAXシアターで観賞。実はIMAXで観るのはこれが初めて。2Dだったけど、IMAXってこんなに迫力が違うのかとびっくりしてしまった。もうこれからは、ここで上映作品が変わるたびに通い詰めてしまいそうだ。苦手の3Dだって、もうこの際かまわないよ。 『エンダーのゲーム』、オースン・スコット・カード原作。懐かしいなぁ。あれを読んだのはもう25年以上前になるか。今ではもうすっかりSFは読まなくなってしまったけれど、当時はまだ話題作くらいは読んでた。 しかも、テレビゲームが普及したころで、すでにファミコンも登場していた時代。あのころの私ときたら、ゲームをやらない日はなかったもんなぁ。それで当然『エンダーのゲーム』も出たと同時に読んだ。もっとも、もう細かなところはほとんど憶えていないが。 あのころ映画になってなくてよかった。技術がここまで進歩してようやく、これだけの映像にできたのだから。日本でも絶対にこの小説に影響を受けた人たちは多かったはずで、日本のアニメ作品って、この小説から発想していったらしきものが、いくつかあるんだと思う。『新世紀エヴァンゲリオン』なんて、これと『機動戦士ガンダム』の元ネタになったハインラインの『宇宙の戦士』(Starship Troopers)を合わせたようなものに思えるもの。 もっとも、:原作を読みだして、私が『エンダーのゲーム』に夢中になったのは、ゲーム世界よりはむしろ、エンダーが幼くして入れられた施設での話。いじめっ子が出てきて、エンダーに嫌がらせをして、それにエンダーかどう対処するかっていう部分が面白かった。というのも、私も小学校の三年生から六年生までの四年間、親元を離れて全寮生活をした経験があったから。いたんだよね、そこでもいじめっ子が。全寮生活をしていると逃げられない。常にいじめっ子と一緒で、それでもなんとか自分一人の力で切り抜けて行かなくちゃならない。いじめられて登校拒否して家にこもるなんていう真似はできなかったんだ。 それで、映画版の『エンダーのゲーム』だ。先に書いたように原作の細かなところは忘れてしまったのだが、上手く映画化できているのではないかと思う。主人公のエンダー役の男の子も、ほぼイメージどおり。監督官役にハリソン・フォードを担ぎ出す必要があったかどうかは微妙な所だが、まあ良かったかも。シュミレーション・バトルの映像も見事だし、観て損はしなかった。 でもなぁ、この話って後半よりも前半の部分の方が好きで、いじめっ子との確執を、もとネチネチやってほしかった。それじゃあSF映画にならないのかもしれないけど。 1月29日記 静かなお喋り 1月28日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |