グッド・ドクター〜禁断のカルテ〜(Good Doctor) 2013年12月26日 DVD いかに研修医だといっても、医師ってもっと忙しいんじゃないかと思う。 そして、いかに担当した患者が魅力的な少女だったとしても、そして相手が自分に好意を感じていたとしても、自分をもっと好きになって欲しいから、そして自分のそばに置きたいからといって、薬に細工して再入院させるなんてことがあるのかね。相手が病気に苦しんでいるなら、それを治してあげようと思うのが、愛することであり、医師であると思うのだが。 主演のオーランド・ブルームが脚本を気に入り、制作まで参加した映画だそうだけど、よくぞこんな汚れ役をやったもんだ。とはいえ、その脚本のツメが甘い。せっかく面白い医療サスペンスになりそうなのに、最後に来てグズグズ。彼女が書いたという日記が看護師に発見されて恐喝されるわけだが、いったい何が書いてあったのか。どうもオーランド・ブルームと少女との間に、人には言えない関係があったとは思えず、なんでその日記を看護師を殺そうとしてでも手に入れたかったのか意味がわからない。 手に入れた日記を読んでいるうちに寝てしまうというのもよくわからないし、その場所ってどこかの建物の二階なのだけど、恐ろしく殺風景。生活感がほとんどしない空間。オーランド・ブルームの医師が住む自宅としか考えられないのだが、なにこれ? しかも刑事がやってきてトイレから逃げ出すのだが、裏手は突然に海。えっ? 海岸!? そのあと少女の父親が病院にやってきて、これからまたひと悶着ありそうだと思ったところで映画は終わってしまった。あっ、これ97分しかないんだ。あと20分くらいかけて先の展開があるのかと思った。 たしかにライリー・キーオっていう女優さんは魅力的かもしれないけど、この少女の設定、とんでもない尻軽女だよ。 12月27日記 静かなお喋り 12月26日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |