風雲電影院

グラン・プリ(Grand Prix)

2013年9月23日
三日月座BaseKOMシネマ倶楽部

 カーレースってものに興味が無い。たとえF1だろうが同じ。テアトル東京でシネラマ上映されてロングランしていた記憶があるから、大ヒットしたんだろうと思うが、私は観に行っていない。ベルリンさんは確かF1好きだったはずだから当然この映画を観に行っていると思うが、私はまったく観たいと思わなかった映画。

 今回初めて観たのだが、やっぱりあまり面白いと思えなかった。冒頭のエンジンの唸り声を聞いただけで興奮する人もいるのだろうが、私はまったくダメ。やかましいだけに感じてしまうのだから、どうしてもF1レースの世界に入っていけない。レースカーに搭載されたカメラがコースを走るシーンは、それなりに面白いと感じることも出来るのだが、途中で飽きてきてしまったから、やっぱり根がカーレースを面白いと思えない性質なんだと思う。カーチェイス映画もそれほど好きになれないし。

 もっとも、オートバイに夢中になっていた時期があるから、『汚れた英雄』は好きで、あの冒頭のレースコースを走ってみせるシーンはビデオで何回も観ていたりした。主題歌になったローズマリー・バトラーの Riding High と共に、あのシーンを思いだすと今でも興奮する。そういえば、あの曲、なぜかプロンディの Call Me に似ているんだよなぁ。

 シネラマ公開ということもあって3時間の超大作。途中で休憩まである。でも、長いよ、これ。F1レースが好きな人は長いと思わないのかもしれないけれど、レース以外のドラマの部分は、もっとコンパクトにできたのではないだろうか? ジェームス・ガーナーと三船敏郎の日本の自動車メーカーの話などはいいのだけど、メロドラマの部分は底屈してしまう。こんなに時間をかけて語るほどのことかねぇ。監督はジョン・フランケンハイマーだし、60年代の映画だから男女の関係もソフトに描かれていて、なんだか物足りない。観ていて、なんだか「勝手にしろよ」としか思えないんだなぁ。

 そうだ、この映画、何か欠けていると思ったら、ビキニ姿のレースクイーンが出てこないじゃん! まあ、時代が時代なんだろうけど。

9月24日記

静かなお喋り 9月23日

静かなお喋り

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