ルーパー(Looper) 2013年1月12日 新宿ミラノ1 30年後の世界から始末して欲しい人間が送られてきて、それを送られてきた瞬間に、「そんな破壊力必要なの?」と思える銃を使って始末する。死体は焼却炉に放り込むという仕事をしているジョー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)。それがある日送られてきた人物が、30年後の自分だったら、という話。 30年後に送られてきた自分がブルース・ウィリスというのは、あまりに似てないんじゃないかと思うんだが、一瞬、「あっ、オレだ」と気が付いてしまうわけですね。そりゃ「ありえねぇ〜」ですが、まあそれはお約束事。 サトウキビ畑のある場所が送られてくる地点になっていて、そこで何を通信手段にして、いつ何時に標的が送られてくるのか説明はないのだけれど、銃を持って待ってる。時間を気にしながらね。その時計がなぜか懐中時計というのが面白い。なんで? まあ脚本・監督のライアン・ジョンソンの趣味なんでしょうな。腕時計でもなければ携帯電話でもないのね。正確な時間に送られてくるなら、アナログの懐中時計じゃなくてデジタル表示の腕時計だと思うのだけど、あくまで懐中時計なのね。 タイムトラベルものとしては、細かいツメが出来てない気がするけれど、それは映画なんだからいいとして、ちょっと話がゴチャゴチャしていないか? 大雑把な設定のタイムトラベルものでありながら、なんか解り難いストーリーになってる。これだと女性を中心にしたSFアレルギーの人は戸惑うんじゃないかなぁ。タイムトラベルものとばかり思っていると超能力者ものが入って来るし。 なんだか日本のアニメの影響があるんではないかと気がする。だとしたら、それを実写にしたという事だけでも、アリかなとは思うけど。 ラストは予想ついちゃうかな。それしかないだろうけど。 1月13日記 静かなお喋り 1月12日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |