ピザボーイ 史上最凶のご注文(30 Minutes Or Less) 2018年5月21日 DVD 冒頭シーン。街の中を暴走する自動車。緊迫したカーチェイスシーンかと思いきや、ピザ屋のデリバリーの車。30分以内に届けられなければタダというシステムになっていて、それで急いでいたというネタが明かされて最初から笑いを取りに来る。もう全編ドタバタのコメディで、こういうのは私の好み。日本じゃ絶対に作れないだろうな〜。 ドウェイン(ダニー・マクブライド)の父親は宝くじで100万ドルが当たる。仕事もしないクズのドウェインは、その父親の金を狙う。父親を殺して遺産を奪おうという計画で、仲間のトラヴィス(ニック・スウェードソン)を巻き込み計画を練る。 その計画というのがアタマいいのか悪いのか・・・絶対にアタマ悪いと思う。殺し屋に父親を殺させる。しかしそれには10万ドル必要。それじゃその10万ドルはどうするか。銀行強盗がいい。しかしそれはリスキーなので、自分たちの代わりに誰かにやらせる。それを冒頭に出てきたピザの配達人ニック(ジェシー・アイゼンバーグ)にやらせすることにする。どうするか。ピザ屋の身体に爆弾を巻き付けて、十時間以内に銀行強盗をやらないと爆発、拒否してもその場で爆発。爆弾を作れるくらいの頭脳があったら、10万ドルくらい難なく稼げそうな気がするけどな〜。ドウェインの構想はさらに広がる。手に入れた遺産で風俗と一体化したピンク日焼けサロンを経営して大儲けしようという計画。 まんまと捕まってしまい爆弾を身体に巻き付けられてしまったニック。友人のチェット(アジズ・アンサリ)を巻き込んで銀行に押し入る。山のように積まれた札束から10万ドルだけいただく。銀行強盗して10万ドル盗んでこいではなくて、全部持ってこいと言えば、父親を殺す殺し屋を雇う必要もないし、ピンク日焼けサロンもやらないでも悠々自適な生活が送れるだろうに・・・いや、ピンク日焼けサロンはどうしもやりたいのね。この銀行強盗のシーン、銀行員のサンドラの存在が可笑しくてドタバタのシーンになる。このサンドラが最後のオチになるのもうまい。 ゲタゲタ笑えて82分というコンパクトさもいいな〜。 クレッジットロールのあとにくる、さらなるオチも可笑しい。「バカじゃん」とか「くだらね〜」と思うかもしれないけれど、こういうのなかなか作るのは難しいと思うな〜。ハカじゃできない。 5月22日記 静かなお喋り 5月21日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |