風雲電影院

スターリングラード(Enemmy at the Gates)

2013年7月22日
三日月座BaseKOMシネマ倶楽部

 学生時代にエアライフルをやろうとしたことがあった。近所の体育館で講習をやっているのを知り、何回か撃たせてもらいに行った。エアライフルは想像していたよりも重いもので、結構体力がいるものだと思った。それより何よりも、まずは視力の問題だと気付かされることになった。私の目は、もうこのときからかなり弱っていたらしい。高校の時に顔面骨折という大ケガをして、このとき右目を打った。それまで視力には自信があったのだが、これを境に私の視力はどんどん落ちて行った。そして、目が疲れやすくなっていったのではないかと思う。それに加えて、映画を観たりエンターテイメントの小説を読むのが好きで、常に目を酷使していたという事もある。ライフルを構えてジッと標的を狙っているうちに目が疲れてしまうのだ。2ヶ月ほど通って、これは自分に向いてないと諦めてしまった。

 『スターリングラード』は、そんな私の目の歴史の中でも曰く付きのもので、12年前に観に行って、目に違和感を感じて途中で出てきてしまった映画。その後、眼科に行ったら、緑内障を宣告されてしまったのだった。2時間以上あるスナイパーの映画で、これは目が持たないと直感したのだった。

 第二次世界大戦中の、ドイツとソ連のスナイパー同士の対決の物語。ジュード・ロウのソ連側のスナイパーはザイツェフは、エド・ハリスのドイツ側のスナイパー、ザーニッヒよりも、どうみても格下。大きな対決は2度。最初の対決は圧倒的にザイツェフのピンチ。そこをターニャ(レイチエル・ワイズ)の協力で切り抜ける。これは面白いアイデアのところ。離れたところにある銃を取り込もうとしてねそれを阻止されるシーンには唸った。
 そして最後の対決。これもねえ、ある人物の犠牲の上のもの。事実上は完全に負けてる。

 日本のタイトルがタイトルだけに、戦争映画を期待した人はがっかりしたかも。戦争の行方なんかは二の次で、男と男の対決のドラマであり、男と女の愛のドラマなんだもの。

 スナイパーものって結局、狙撃がテーマなだけじゃ一本の映画として持たないのかもしれない。ジッと身を潜めて狙撃のタイミングを待つだけじゃ映画にならないんだろう。だって、退屈しちゃうもの。

7月23日記

静かなお喋り 7月22日

静かなお喋り

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