風雲電影院

ザ・エンド(Fin)

2013年9月22日
ヒューマントラストシネマ渋谷

 ジ・エンドじゃなくて、ザ・エンドだって。スクリーム・フェスト スペイン 2013の三本目。

 スケッチブックに不気味な絵を描き続けている男を追いかけるオープニングは引き込まれるものがあったが、話は一転してしまう。旧交を温めようと男女が山奥の山荘に集まってくる。ハリウッド製ホラーなら若くてセクシーな女性やらイケメンくんがたくさん出てきて、サービス・ショット盛りだくさんといったところだが、こちらは極めて物静か。みんな40代といった男女たち。みんなで昔話などをしながら夜を楽しんでいると、突然に停電。なぜか電子ロックしたクルマのドアは開かなくなり、全員は徒歩で街を目指す。ところが、ひとり、またひとりと仲間が忽然と跡形もなく消えて行ってしまう。

 最初のうちは、なぜなんだろう、何が起こっているんだろうという興味で観ていたが、いつまで経っても何の説明もない。説明のつかない怖さなんだろうけど、さっぱりその怖さが伝わって来ない。ときどき山羊の群れが通過したり、犬の群れが追いかけてきたり、なぜかライオンが現れたりするが意味不明。

 おそらく現実に、周りの人間が一人ずつ消えて行ったら怖いのだろうけど、映画では何も伝わって来ない。最後に説明がつくのかとか、大きな展開があるのかと期待していたのだが、なんにもなく、そのまま終わってしまった。結局、この映画が何をやりたかったのか不明。なんだこりゃの一本。

9月23日記

静かなお喋り 9月22日

静かなお喋り

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