風雲電影院

キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー(Captain America:The winter Soldier)

2014年4月23日
109シネマズ木場

 IMAXシアターでの3D上映が、たった6日間だというので観に行った。そりゃゴールデン・ウイークには、もっとお客さんを呼べるであろう『アメイジング・スパイダーマン2』が待機しているとはいえ、こちらはたった6日間というのはかわいそうな扱い。マーヴェル・コミックの映画化作品は世界的にヒットしているらしいが、日本ではどうなんだろう。『スパイダーマン』はヒットしているだろうけど、ほかのはどうなの? 『アベンジャーズ』だって、それほどでもなかったんじゃないのか?

 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が、私にはピンと来なくて、次の『アベンジャーズ』では、スーパー・ヒーローの中で一番目立たなくて、あの映画ではハルクとソーがいればいいんじゃないの? というくらい精彩がなかった。

 それでこの『ウインター・ソルジャー』になって、キャプテン・アメリカをどうしたら面白く出来るかということを考えたのかもしれない。とにかくとりあえず敵を物凄く強くしてしまえってことだったのかもなぁ。得体のしれない組織がS.I.E.L.D.Sに襲い掛かってくる。ニック・ヒューリー(サミュエル・L・ジャクソン)を襲ってくるシーンなんて、ここまでするかって感じ。しかもこれまた最強の敵ウインター・ソルジャーが登場。こいつがもう強いのなんのって。どうやったら勝てるか見当もつかない戦闘マシーン人間。おいおい、キャプテン・アメリカじゃ歯が立たないだろと思っていると、そのあと、けっこう互角に戦ってみせたりして。

 でも敵はウインター・ソルジャーだけではないと来るから、キャプテン・アメリカだけでは手に余る、ということで助っ人してニツク・ヒューリー以外にもブラック・ウィドウがサポートしたり、ファルコンなんていう奴が突然現れて、こいつなんて空飛んじゃう。ずるいぜ。

 それでとてつもなく強いウインター・ソルジャーが実は・・・ってのも、いかにもマーヴェルらしい展開で、さあ、どうするんだよキャプテン・アメリカってところで、まだ続くみたいだし・・・。引っ張りますね。

 それにとても今回はCG全開で、よくもまあこれだけ大パニックに見せてくれますこと! もうね、ここまで来ちゃうと映画じゃないでしょ、アニメでしょって世界。もっとも原作がマンガなんだから、って言われればそれまでなんだけど。

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