December.31,2001 とりあえず連載終了
2ヶ月ぶりの診察。眼圧平常。心配していた緑内障は大騒ぎをしていた初夏のころからすると信じられないことだが、入院、手術をすることもなく治ってしまったようだ。まだ予断を許さなくはあるのだが・・・。これからは2ヶ月に一度病院のペースで診察を続けるようになるらしい。今から考えると発病当時の自分のうろたえようが恥ずかしくてならないのだが、当時は真剣だったのだ。
思い返してみると今年は、健康上の問題が表面化した年だった。緑内障以外にも、健康診断でひっかかった高血圧。こちらは幸い軽度ではあるが、毎日薬を飲みつづけている状態。秋にかかった風邪はまだしつこく残っている。そして、今月の原因不明の下痢。こちらは1週間苦しんだ。
もう若くはないという実感をこんなに感じたことはなかった。いつまでも自分は若いと思っていた。人間は歳を取ると共に体に故障が起きてくる。悲しいことだが私ももう老化の一途をたどっているのだ。これからは以前のように無理はきかないし、健康に気をつけた生活をしていかなければならない。
今年最後の日にあたり、とりあえずこの連載を終了したいと思う。ご心配をおかけしてすみませんでした。自分が緑内障だとわかった時点で私の脳裏にあったのは、入院、手術の模様をドキュメント・タッチでこのホームページに載せていくことだった。それがはからずも腰砕けのように簡単に治ってしまったというのは喜んでいいのか、悲しんでいいのか、私としても複雑な心境なのだけれど、まあ、良かったということなのでしょう。みなさんも人事だとは思わずに定期的に眼科医に行かれることをお勧めします。知らないうちに緑内障は進行していることがあるのです。自覚症状はあまりないのが緑内障なんですから。