浅草演芸ホール九月中席夜の部 2013年9月15日 仲入りから。 直前まで色物さんの代演が決まらなかったらしくて、出がけに演芸場のホームページを見ても未定になっていた。やはり三連休の中日ともあって営業の仕事が入った人が多いのだろうか? 浅草演芸ホールとしては珍しく、この日のだけの分のプログラムが配られた。 クイツキはヴァイオリン漫談のマグナム小林。あいかわらず愛想のないスタイル。漫談だけなら成立しない話芸だが、ヴァイオリンの芸の面白さで引っ張っていく。客席から笑い声が絶えないのがその証拠。 三遊亭遊喜は、浅い出番だったのが、この位置。『看板のピン』はいわゆる鸚鵡返し。前半の仕込みが後半の笑いになる。前半の男の壺振りを真似ようとした男「壺はどこにある?」「お前、見ながら言ってるだろ」で引き込んでいく。 桂富丸は、いつもの飛行機のマクラから、これまたお得意の『老稚園』。 この位置の色物は、漫才の東京丸・京平だった。出てきた途端に出て行ったお客さんをいじり倒していたら、そのお客さんトイレへ行っただけですぐ戻ってきた。すかさず「この人、あなたの悪口言ってましたよ」 ネタは新婚旅行。 三遊亭遊三はお馴染みの『替り目』。ヨッパライの噺。「おめえは、かかあだろ! かかあのくせに女房ヅラすんな!」 アハハハハ。 北見マキのマジックは、今日はひと言も発せず。ハンガーの形のマジックリンク、お見事! トリは三遊亭遊之介。「鍋奉行なんて人がいますが、中にはアクばかりすくってる人がいます。うまみ成分まですくっちゃう。こういう人の事を悪代官と言います。何もしないで観ているだけの女性は町娘。お金を払ってくれる人は勘定奉行。領収書を貰う人は上様」 ネタは『ふぐ鍋』。もうそんな季節? まだ早いよなぁ。 9月16日記 静かなお喋り 9月15日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |