浅草演芸ホール三月余一会夜の部 満開! 若手落語会 2017年3月31日 開口一番前座さんは、金原亭小駒で『鮑のし』。前座修業頑張ってね。 『こうもり』 春風亭ぴっかり 居酒屋の主人の助けたこうもりが、実は吸血鬼の女の子で、恩返しに店を手伝いに来てくれる噺。ぴっかりにあっている可愛らしい噺なのだが、ぴっかりが作った噺ではないようだ。 『あゆむ』 林家彦いち 次に上がる三三がまだ楽屋入りしていないとのことで、いくらでも長くしたり短くしたりすることができる便利なネタを選んだようだ。三三が到着したという合図があったらしく、少し早めに降りてしまった。 『磯の鮑』 柳家三三 「到着したというのと、着替えて高座に出る準備ができたというのとは違う」と喋りだして、この噺。三三もこの噺をやっていると最近聞いて、聴きたかった。ここで聴けるとは、得した気分。 太神楽 翁家社中 和助の土瓶、すごくよくなってきた。 『黄昏のライバル』 三遊亭白鳥 今日は柳家三三編。前回聴いたのは二年ちょっと前で柳家喬太郎編だった。落語界のあれやこれや危ない話もテンコ盛りで、ネットには書けませ〜ん。 『田能久』 入船亭扇辰 「さて、何をやりましょうか・・・」と思案してこの噺。寄席ではなかなかかからないから、これも得した気分。 『短命』 桃月庵白酒 寄席なんて訳ありのひとり客が来るところであって、カップルで来るところじゃない」と毒づいてみの噺。なるほどね〜。 紙切り 林家二楽 注文は、花見、E.T. 余一会ということもあるし、普段寄席の高座では話さないようなことを喋る喋る。それでいて鋏は動かしているのだから、この人の頭ってどうなっているのだろう。 『極道のつる』 柳家喬太郎 新宿、上野と余一会を廻ってきて、もう落語をやる気にならないと言いながらも、『ブルーライト芝浜』を歌って大喝采をもらう。そして爆笑を取るなら、やはりこのネタ。チンピラのタケシが、とことんバカなのが凄い! 与太郎以上のバカって、もうタケシしかいない。 4月1日記 静かなお喋り 3月31日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |