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客席放浪記

馬桜実験劇場 N商事とのトラブルの真相

2014年1月25日
お江戸日本橋亭

 鈴々舎馬桜が、落語ではなく何やら喋りたいことがあるようだ。タイトルから推測すると、野次馬根性が沸き起こってくる。「なんだ、なんだ、なにがあったんだ!?」と興味本位で聴きに行った。

 馬桜らが二ヶ月に一度開催している『本牧落語五人会』には何回か足を運んだことがある。いつも[お江戸日本橋亭]で開催していたのだが、去年一年間は別の場所に移動して行っていた。さして気に留めていなかったのだが、こんな事情があったとは思いもよらなかった。

 ようするに[お江戸日本橋亭]を管理するN商事のダブルブッキング・・・というより、担当者の引き継ぎに伴う連絡ミス。どうせ芸人同士が利用する会場だから、馬桜らは内々で済まそうと思っていたのが、なぜか弁護士が出てきた。芸人世界に弁護士は野暮ってもの。しかも非はN商事側にあるのだから。

 問題はようやく解決して、今年は例年通りの[お江戸日本橋亭]での開催も決まったが、馬桜の腹積もりとしては、今日この場に件の弁護士を呼んで謝罪させようということだったらしい。それが弁護士が直前で断って来た。どうも馬桜の意図を察したらしい。当初は「ブログには書かないでください」となっていたが、ブログ公開解禁とするということなので、私も書いた。

 弁護士から花輪と生花が届いたが、こんなんじゃなくて、三千円の菓子折りひとつ持って挨拶に来てもらった方がよっぽどよかったという馬桜の言葉はよくわかる。「芸人には祝儀、それがこの世界の常識でしょ」。本来なら、祝儀袋にいくらか包んで渡すっていうのが一番なんだけど、菓子折りでもいいわけだ。半沢直樹の世界じゃないんだから土下座させるわけでもない。

 それにしても、こういうことを、そのN商事の[お江戸日本橋亭]でやるという事自体、馬桜には驚いた。でも弁護士は来るわけないよなぁ、こんな場に。

 それで、本牧落語五人会の方はというと、来年三月で200回を迎え、当初の予定通りだとすると、これで解散らしい。やれやれ。

1月26日記

静かなお喋り 1月25日

静かなお喋り

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