直線上に配置

客席放浪記

林家英平と笑いの仲間

2014年1月31日
池袋演芸場

 去年に続き、今年も観に行ってしまった。なんか普段観られないような芸人がたくさん出るんだもの。

 前座さんがふたり出るのも去年と同じ。今年は三遊亭遊松『天失気』と、春風亭昇羊『まんじゅうこわい』。ふたりとも上手いね。前座修業頑張ってね。

 予定では、仲入り後の出番だったヴァイオリン漫談のマグナム小林がこのあと大阪で仕事が入っているとかで、この位置。

 マジック桜井と言う人の手品。ひょっとすると素人さんかもしれない。何回か失敗もあったりして、それがほのぼのとした感じになる。

 続いて素人さん枠の落語二席。ふたりとも去年も出ていた。むさしの亭酔遊『浜野矩髄』むさしの亭ひょろ松『道灌』

 好田タクトの指揮者形態模写。小澤征爾、ジェームズ・レヴァイン、朝比奈隆。みんな高齢者だけど、そのくらいの歳にならないと、指揮者って、なかなか芽が出ないんだろうなぁ。

 アナログタロウの『ザ・ベストテン』で実際にやられた曲紹介コレクション。確かに、それ以前の曲紹介って美文調が多かったのが、『ザ・ベストテン』では、どうでもいいようなものが多かったよなぁ。

 漫談の西村も初めて観た。先日まで名古屋の大須演芸場に出ていたんだとか。私も一度だけ行った事があるが、知らない芸人ばかりが出てたっけ。

 ゴー☆ジャスはテレビで観た事がある。ひとりコントのようなものをやって地名駄洒落を言うやつ。いつもは若い女性客が多いところでやっているらしくて、今日みたいな高齢者ばかりのところでやるのは。ちょっと勝手が違うよう。それでも受けてたね。

 東洋館ではお馴染み、パーラー吉松の相撲形態模写。そしていつもの民族舞踊『男の人生四部作』。

 チラシではセクシーコントとなっていたヲタル。性別もわからなかったが出てきた人は男性で、しかもポッチャリ体型。まるでセクシーではな〜い。それでダンスをやるのだけれど、凄いねこの芸は。ウハハハハ。田代まさしの弟子だって。

 すっぽん大学というの初めて観た。諸葛孔明と張飛に扮してのコント。

 仲入り後に出てきたのが、福島から来たと言う女性歌手、よの森あかね。地震と津波と原発にやられても、明るく歌うオバサン・シンガー・ソング・ライター。一曲も知らなかったけど。『アイラブおばちゃん』とか『麦畑』といった代表曲があるらしく、客席には彼女のファンも。

 対談コーナー。林家英平が、日本人初の大リーガー、村上雅則の、大リーガー時代だったときの話、日本の野球の話、今年のペナントレースの優勝予想などを聞く。

 再び演芸に戻る。エイリアンコントのスギタヒロシは前年に続いての出演。

 ベルを体中に付けて音を出したり、大小の空きペットボトルを頭に叩いて音楽にする、やまけいじ。今回はさまざまな自転車のベルを集めてきて音楽にしてみせてくれた。この情熱は凄いね。

 トリは野菜に穴を開けて楽器にしてまうはたのぼる。この人ももう今年で87歳になるそうだ。お元気で。

2月1日記

静かなお喋り 1月31日

静かなお喋り

このコーナーの表紙に戻る

トップ アイコンふりだしに戻る
直線上に配置