漫談チャンピオン決定戦〜圓歌杯〜 予選リーグ第3回 今回から審査に客が参加する方式が導入された。題して「真田小僧式! この続き、聴きたいひとは札上げて」。挑戦者が高座で漫談を始める。3分、5分、10分たった、それぞれの時点でチンという合図の7音が入り、その先を聴きたいという客は一円玉の形の札を上げる。ひとりでも続きを聴きたい客がいれば続行。誰もいなければ、その場で退場。客が一円玉の札を上げた数の最も多かった人が優勝。 この会のプロデューサーで、MCは三遊亭歌橘。 林家扇兵衛 100kgを超える巨漢。昔から太っていたそうで、肥満に関するエピソードトーク。 古今亭始 もとは介護福祉士をしていたそうで、老人ホームでの認知症老人の話。漫談としては難しい気がする題材だと思うが、作り方によってはいける。かなり盛っているなぁという気がするけれど、それが面白いし、冗談として聴けていい。 柳家花飛 幼稚園に通っている娘の話 三遊亭好吉 円楽党よりの参加。師匠好楽のエピソード話。爆笑。書けないけど。 柳家花いち 自分のおばあちゃんが亡くなる間際の話。本当にあったことなのか、あるいは作ったことなのか、ともかく引きこまれてしまった。 三遊亭歌実 一度も寄席の客席に座ることもなく、落語もほとんど知らずに弟子入りしたという変わり種。まだ前座。それでもこの人の漫談は面白い。元は警察学校を出て警察官だったそうで、そのときのエピソード。歌之介の弟子だそうで、まだこの人の落語は聴いたことがないが、どんな落語家になるのか、とても興味がある。 台所おさん 三月に真打昇進して、鬼〆から、おさんになった。コーヒーショップ御三家、カレー屋御三家、牛丼屋御三家、立ち食いそば御三家。この手のネタは誰がやってもたいてい面白くなる。カレーだけは自分もこだわって二週間に一度作るというだけあって、ちょっといい店に行ってる(笑)。 今回、優勝は好吉と歌実が同点優勝。 6月23日記 静かなお喋り 6月22日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |