劇団☆新幹線35周年オールスター・チャンピオンまつり 五右衛門vs轟天 2015年8月27日 赤坂ACTシアター 劇団☆新幹線の芝居は嫌いじゃないけれど、最近は少々デカくなりすぎちゃって、真面目にやりすぎていると観ていて疲れてしまうので、ずーっと敬遠気味だった。しかも入場料高いし。しかし今回はネタものと言われるバカ全開の、橋本じゅんの轟天もの。これは行かなくてはならない。しかも『五右衛門ロック』で古田新太が演じた石川五右衛門との激突。これは楽しみ。 石川五右衛門の子孫たちが、悪の組織を作って世の中を乗っ取ろうとしている。そこでインターポールは轟天を400年前にタイムスリップさせて、五右衛門のアソコを潰して子孫を作らせないようにするというのが、おおまかなストーリー。もうこの時点でバカだが、もうあとはストーリーを書くのに何の意味があるのかというほどのバカが三時間続く。 数ある劇団☆新幹線の芝居の中でも、私が一番好きなのは『レッツゴー!人膨帖』。これはもうDVDでも何回か観ているし、劇場で購入したサントラCDは私の大の愛聴盤。気分が落ち込んでいるときに、これを聴くと、途端に世の中どうでもよくなり、元気になれる。特に高田聖子の歌う『マングース、めっちゃ変化』が大好き。うれしいのは今回の公演、五右衛門と轟天以外に、『レッツゴー!忍法帖』に出てきた池田成志のキャラクター、ばってん不知火が出てくる。座席に座った途端、紙でできたバッテンの手裏剣のようなものが置かれていて、劇中でこれを廻してくださいと書いてあった。これはもしや池田成志は×の役で出てくるのではと、ふと思ったので、赤い×印プロペラを背中に付けて池田が出てきたときには「やった!」と思ってしまった。×は相変わらず遊巡不断なキャラクター。『レッツゴー!忍法帖』のときもそうだったが、主役を食ってしまう勢い。それともうひとりのキャラクター、風の谷のナウシカならぬウマシカという、これまたおバカキャラも『レッツゴー!忍法帖』からの再登場組。これもうれしかったなぁ。 もちろん松雪泰子、高田聖子も素敵。歌も上手くておバカもできる高田聖子は最強だね。 もう、チャンピオンまつりとはよく名付けたもので、大人たちが、おバカ全開でお金かけて、ふざけまくる。あとには何にも残らない・・・いや、私はまた、この芝居のサントラCDを買ってしまった。これも愛聴盤になりそう。DVDも出たら買ってしまうんだろうなぁ 8月28日記 静かなお喋り 8月27日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る。 |