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客席放浪記

朝練講談会 特別番組
黄金週間十日間連続読みの会


2016年4月29日から5月8日
お江戸日本橋亭

玉川太福

『青龍刀権次』
(1)発端
(2)偽札
(3)爆裂お玉
(4)血染めのハンカチ
(5)乳母の疑心
(6)涙の刑事部屋
(7・大団円)権次の改心

 講談と浪曲では4話以降の展開が違うそうだ。浪曲は4話から6話には権次が出てこず、突如築地の美人殺しの噺になり、それがようやく7話で権次と結びつくことになる。とくに4話から6話の部分は連続して聴かないとなんだかわからないだろう。

『天保六歌撰 河内山宗俊と片岡直次郎』
 ゆすりで儲けた河内山に、ゆすりをかけに現れる片岡直次郎。のちに仲間になるふたりの出会いの一席。

『任侠流山動物園』
 三遊亭白鳥の落語を浪曲に。3月にも『太福三席』で聴いたが、もとの落語をうまく刈り込んでいる。動物に人間の言葉を教える場面を、動物に浪曲をやらせて憶えさせるという工夫が面白い。

『天保水滸伝 鹿島の棒祭り』
 平手造酒の噺。酔って強くなるカンフーの酔拳ならぬ酔剣。

神田春陽

『清水次郎長外伝 荒神山の間違い』
(1)蛤茶屋
(2)三本椎ノ木お峰の茶屋 
(3)飯田の焼き討ち
(4)仁吉の離縁状
(5)仁吉の最後
(6)仁吉の焼香場

 喧嘩大好き桶屋の鬼吉の暴走ぶりが楽しい。
  吉良の仁吉は、この荒神山で命を落とすことになるのだが、享年28。計算してみるとこのとき次郎長は40代半ばくらい。次郎長の方がはるかに年上だったんだね。

『浅妻船』
 描いた絵がもとで島流しにあった英一蝶からの干物の印を探す友人の噺。

『清水次郎長外伝 小政の生い立ち』
 14歳の小政が次郎長の子分になる噺。このときにもう石松は次郎長の子分になっている。ということは石松の方が小政よりも年上ってことらしい。へ〜、そうなんだ。

『清水次郎長伝 次郎長の生い立ち』
 家から大金を持ち出して放蕩三昧な若き次郎長。人格者と思われた人物なのに、若いころはこんなだったのかと思わせて、実はこれには次郎長の裏のわけがあったという噺。

『清水次郎長伝 心中奈良屋』
 冒頭、旅の僧に「死相が出ている」と言われる次郎長。なにか修羅場になるのかと思ったら、心中を助ける人情もの。

 十日間一日も欠かさず毎日通った。おかげでおふたりから手拭いをプレゼントされた。わーい! うれしいな。

6月9日記

静かなお喋り

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