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客席放浪記

みなと毎月落語会
春風亭一之輔独演会


2018年2月22日
赤坂区民センター 区民ホール

 開口一番は一之輔の弟子、春風亭きいち『やかんなめ』。前座のうちから、どんどん難しいネタをやっているみたい。きいちもまたうまくこなしている。さずが一之輔の弟子だ。前座修行頑張っね。

 春風亭一之輔、ピョンチャン・オリンピックのマクラから、一席目はオハコの『鈴ヶ森』。喋り終えて「やはりこういうのがいいですな」と一言。一之輔の『鈴ヶ森』は面白いし、何回聴いても飽きない。新米の泥棒と先輩の泥棒とのとぼけた掛け合いを聴いていると、一之輔落語の本領はやはりこういうやり取りにあるんじゃないかと思う。

 二席目は『提灯屋』。無筆の小噺から入って、広告の文字を誰も読めなくて何の広告かわからず、絵でも書いてあればと、みんなでワイワイやる様子が楽しい。提灯屋の広告とわかって、「提灯の絵描いて『来いよ』って書いとけ!」ていう可笑しさは、一之輔ならでは。
 その勢いで、たとえ聴き手が後半の紋の名称がわからないであろう個所も、うまく持って行ってしまう。

 三席目は証明を落として『夢金』
 明るくとぼけた噺が一之輔には一番合っている気がするのだが、少々重い噺もしないわけにはいかないのだろう。しかし一之輔は、こういった噺でも、肩のの力の抜け加減がうまい人で、あまり重くならないで聴かせてしまう。落語ってこれなんだよな。
 中州に置き去りにした侍に、「明日には土左衛門と名前が変わるんだ。襲名披露でもしやがれ!」とい浴びせる啖呵が心地いい。

2月23日記

静かなお喋り 2月22日

静かなお喋り

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