読売あいえす寄席 夜公演 2017年11月11日 読売iS 開口一番前座さんは、金原停駒六で『無精床』。この噺、私はどちらかというと苦手。軽快にやるとそうでもないのだが、ゆっくりやられるとホラーになっちゃう。前座修行頑張ってね。 今年の昼公演は古今亭志ん輔。夜公演は三遊亭歌之介。どちらも魅力的だったが夜公演にした。 仲入りを挟んで『笑いが一番』と『母のアンカ』と、終演後に演目が発表されたが、ようするに、どちらもいつもの三遊亭歌之介の漫談を繋ぎ合わせたもの。 『笑いが一番』は30分程度の漫談大会。 『母のアンカ』は歌之助が寄席でもよくかけているが、それほど長くない噺。前半は『B型人間』の一部が入ったりしながら、途中で『母のアンカ』になり、さらに途中で噺がそれてまた漫談になり、最後にまた『母のアンカ』に戻ったという45分くらいの高座。 最後に「師匠の三回忌を待って、四代目圓歌を襲名します」と述べると、客席からどよめきと拍手が起こった。三代目は新作落語『授業中』で一世を風靡し、後年は漫談風新作落語『中川家の人々』で爆笑をとった人。故圓歌一門を見渡すと、三代目に一番芸風が近いのが歌之介だろう。これは順当な襲名だと思う。 仲入り後のクイツキはのだゆき。 ローランド・カークが始めたサックス二本同時吹きは高等テクニックだけど、リコーダー二本同時吹きはまだ吹きやすそう。ひとつのリコーダーに片手ずつしか使えないから音程が限られるのだけど、二本でうまく和音を作っている。ソプラノリコーダーとバスリコーダーの組み合わせの場合は、バスリコーダーの方をベースのように使うのは、うまいアイデアだなぁ。 11月13日記 静かなお喋り 11月11日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |