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客席放浪記

JAL名人会

2014年2月26日
内幸町ホール

 JALの機内放送向け公開録音。ただし有料。それでも1000円はお得感。今、落語会はどこでも3000円くらいするし、寄席でも2000円台。1000円は破格に安い。ましてや飛行機に乗ろうものなら万の単位になってしまう。1000円払っても行く価値はある。それにやはり耳からだけでなく目でも楽しめるのは魅力。

 開口一番、前座さんは柳家緑太『桃太郎』。前座修業頑張ってね。

 来月真打昇進の柳家小権太。「今日は東京ドームでローリング・ストーンズやってます。18000円ですって。こちらJAL名人会は1000円。ローリング・ストーンズ一回分で、こちらには18回来られますよ〜」 あと一回で神経衰弱だよ〜。 ←わかる人だけわかればいい。噺は『天狗裁き』

 ニッチェ。ショートコント三本。続いて例の漫才『ぽっちゃり専門チャンネル』〜『東京デブストーリー』〜『101本目のマヨネーズ』〜『田舎に泊まろう』。そして絢香コブクロの『Winding Road』と営業ネタ。やはり声だけで笑えるものとなるとコントというわけにはいかないんだね。

 立川志ら乃は、師匠の志らくのスピード感のある落語をそのまま受け継いでいる感じ。相撲、ファミレスのマクラのあと『火焔太鼓』へ。「あの太鼓、いくらで手放す?」「はっ? 手鼻すする?」「三百金ではどうじゃ?」「金って何ですか?」「小判じゃ」「コバン? ジェームス・コバーン?」 古い人、それも映画好きでないとわからない。わかる人だけわかればいいのかもね。

 堺すすむのギター漫談。「前川清さんにお聞きしたんですが『長崎は今日も雨だった』って、あれ、長崎の歌じゃないんですってね。♪さがし、さがし求めて〜って、佐賀市の歌」。途中、新幹線ネタをやってしまい、これはさすがにこの会の録音ではまずいだろうと「ここ、カットしておいてください」

 三笑亭夢太朗は、JALがやっていた海外駐留邦人向けの落語会を持ち上げる。これもいかにもこの会用のマクラ。「ウチの師匠(三笑亭夢楽)がインドネシアで演ったとき、デビ夫人がお忍びでやってきていたんです。インドネシア第三夫人。お忍びと言っても派手な格好をして。それで私、師匠に『デビ夫人がいらしてますよ』と言いましたんですが、師匠何を思ったのか、演ったのが『妾馬』。デビ夫人、笑ってましたけど」
 噺は『置どろ』。夢太朗の声も、滑舌が良く聴きとりやすい。やはりこういう人が機内放送向けなんだろうな。

2月28日記

静かなお喋り 2月26日

静かなお喋り

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