直線上に配置

客席放浪記

女子と算数

2014年7月4日
王子・pit北/区域

 天狗蓮で落語をやっている麹家馬ことさんから、「芝居に出るので観に来てください」というメールをいただき、面白そうだなぁと思って観に行った。馬ことさんは平成生まれの女優さんでもある。キャストの名前もほとんど女性。タイトルに女子って入っているし、これは20代の女性がたくさん出ている芝居みたいだなぁと思ったら、そのとおりだった。

 [pit北/区域]という劇場には初めて入った。暗く狭い階段を下りて地下二階まで行く。薄暗いので足元が不安。そーっと、そーっと進む。席は自由席。係の人が、「前の方が観やすいですよ」と言うので最前列の椅子に座る。もう目の前がすぐに舞台。舞台と客席の差はほとんどない。実際に芝居が始まったら、役者さんが1mと離れていない至近距離なんていうこともあった。

 芝居が始まる前に、マエセツのようなものがあり、数字を使った手品のようなアトラクションがあった。そのときに、意味なくビキニ姿の女性が横に立っているという不自然さ(笑)。いやぁ〜、目のやり場に困る。

 え〜、芝居の方はというと、すごくモテモテの男子がいて、この男子には意中の女子がいるのだけど、なかなか結婚しようと言いだせなくて、煮え切らないと。それをいいことにほかの女子が、いろいろと言い寄ってくるっていう、これはもうね、男の理想郷みたいなオハナシ。それに、算数の面白さが散りばめられて、さらには、電卓がまだ出来ていない時代、タイプライター型の計算機を開発している人たちの話が、ときどき挿入されといった構成。

 前に書いた通り、とにかく若い女性たちが、至近距離で熱演。時に水着姿だったり、部屋着姿だったりするから、オジサンとしては刺激強すぎ(笑)。入場料安いくらい(笑)。

 最後に、女子の考えていることがちょっぴりわかったり、とてもキュートで楽しいお芝居でした。

7月8日記

静かなお喋り 7月4日

静かなお喋り

このコーナーの表紙に戻る

トップ アイコンふりだしに戻る
直線上に配置