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客席放浪記

ホワイト可龍!!

2016年3月22日
お江戸日本橋亭

 毎月下旬の平日の夜は、落語芸術協会の興行。これには中央区の法人向けのに出される割引券が使える。私も店をやっていたときには法人会に加盟していて、この割引券を貰っていたのだが、平日の夜じゃあ使いようがなかった。ここ数年はUtamさんがこの割引券を回してくれたので活用させていただいていた。今年度の割引券は今月で終了。残り一枚になった割引券を今日使うことにした。

 今日の模様はケーブルテレビで流すそうで、ビデオカメラが入っていた。お客さんもいっぱい。

 「開口一番、前座でお付き合いお願いいたします」と春風亭べん橋。元気よく『たらちね』。前座修業頑張ってね。

 「開口二番・・・」って始めた神田みのり。そんな言葉あるの? この興行は前座さんが2〜3人上がる。べん橋とみのり、男女の違いはあるが、なぜか顔も似ている。『寛永宮本武蔵伝 下関船宿』。この『寛永宮本武蔵伝』は全17話。これは第16話にあたり、いよいよ佐々木小次郎と向かい合ったところが切れ場。う〜ん、先が聴きたい。

 「開口三番です」って、いつまでやるの? NHK大河ドラマが今年は『真田丸』のせいか、『真田小僧』をかける咄家は多そう。どうせなら最後までやって欲しいな。そうしないとこの題名の意味がわからない。桂竹千代『真田小僧』も途中までのものだが、お父さんの反応が面白い。子供から「お父さんの留守にお母さんのを訪ねてきた男の人がいた」と言われると、急に態度が変わるのが可笑しい。「いいんだよ、外に遊びに行かなくても。風邪ひくから」「お茶飲む?」と、どうしても話を聞きたがる。子供も子供。お父さんがお金を出すのを渋ると、「聞かなくてもいいんだよ、平和な家庭に波風立てたくないだろ?」。お父さんの出した一銭硬貨を見て「正気かね、この人は?」。可笑しい、可笑しい。

 古今亭今輔も「開口四番です・・・」。アハハハハ。いつもの群馬ネタやラーメン屋のマクラをたっぷり。お客さんによく受けている。そしてこれも十八番の『飽食の城』。やはりこのネタはどこへやっても強い。

 桂伸治がマクラで、ベッキー、宮崎議員、文枝と続いた不倫騒動に、「それだけじゃないですよ」と、有名落語家数名の不倫暴露。なかにかなりの大物がいて、これ、週刊誌が興味持ったらどうするの? アハハハハ。噺は『だくだく』。この人の明るい芸風は楽しい。

 仲入り後に三笑亭可龍が二席。一席目が『干物箱』丸一小助、小時の太神楽を挟んで二席目『品川心中(上)』。やはりこの人は女性が出てくるとグっと噺が面白くなる。品川の女郎お染。人気がなくなった女郎ながら妙に色っぽく演じていた。これなら心中持ちかけられた方もその気になっちゃうかもと思わせる。『干物箱』も悪くなかったけれど、『品川心中』に軍配。

3月23日記

静かなお喋り 3月22日

静かなお喋り

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