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客席放浪記

2012年4月20日喬太郎・白鳥二人会(八王子・いちょうホール)

 開口一番、前座さんは柳家緑太『やかん』。頑張ってね。

 三遊亭白鳥『明日に向かて開け』。これ、五年ぶりくらいに聴いた。そういえば白鳥って、こんな噺持ってたっけなあ。途中、手ぬぐいと思っていたものが実は風呂敷で、これを広げて使うのだが、使ってから畳む時間が無いものだから、手元にゴチャゴチャと丸めて置いておく。それを煙草入れとして使うというのも凄いよなあ。煙草入れにもなんにもなっていない。うはははは。もっとも最後でまた、この手ぬぐいならぬ風呂敷を唖然とする使い方をするのだが。

 仲入り後は、翁家勝丸の太神楽。五階茶碗、花籠毬、傘、全て座ったまま。こんなに天井が高いんだから立てやればいいのに。うふふ、天井の低い自宅で稽古しているから、座った方がやりやすいのかな。

 トリは柳家喬太郎『死神』。ところどころ喬太郎解釈のある『死神』だが、よりこの噺を合理的に持って行こうという工夫があって、好きな噺だ。以前聴いたときにモー娘だったところが、AKB48に変わっていたのが現代的か。

4月22日記

静かなおしゃべり 4月20日

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