2012年5月21日 浅草漫楽祭(浅草東洋館) 幕が開くと、板付きでポカスカジャン。持ちネタ帳を見ながら、ネタを五十音順に演ると宣言して始まった今回。ネタのタイトルをリーダーの大久保が言うたびに歓声が起こる。けっこう熱心なファンが集まっているようだ。 あ・・・アリスの少女ハイジ い・・・犬の五木のお巡りさん う・・・うどん屋ジャズ え・・・絵描き歌(新ネタヴァージョン) お・・・大伴家持アフリカン か・・・監獄ロック・ポカスカジャン・アレンジ き・・・北のボサノヴァ(津軽ボサ) 飛んで、 さ・・・三平師匠のNAI−NAI16 二番手にいきなり本日の主宰者、寒空はだかってどうよ? まあポカスカジャンで勢いつけてってことなんだろうけど、出て来て本人曰く「音曲関係の出演者ばかりなんで、ネタが被りそうだから早めに出てきました」 ネタが『東京タワーの歌』と『スカイツリー音頭・決定版』って、これは今回の企画、明日のスカイツリー・オープンに合わせたものだからってことらしい。 おしどりは、いつものハリガネ細工。リクエストが『鉄腕アトム』。「今まで作った事無い」と言いながら、、おおっ、見事に鉄腕アトムになっている。 ベテラン、アンクルベイビー。『女みれん街』というヒット曲も持っている大川ひろし。まずはそのヒット曲を聴かせてくれる。「私はこの曲に命を賭けてますから」と大川が言えば瞳ジョージが「最近は総理大臣がこの人をパクって『命を賭けてます』って言ってるよね」「オレはいろんなものを賭けてるからね」「あんたが、かけているのは、人に迷惑かけてるくらいだろ?」とまぜっかけえす。 『長崎は今日も雨だった』『愛ちゃんはお嫁に』などをネタに。急に曲が古くなるなあ。あはは。最後に聴かせてくれた『最上川船唄』はいい。しみじみ聴き入ってしまった。歌の実力はある人たちなんだな、やっぱり。 仲入り後は、めおと楽団ジキジキ。音楽的にいろいろとレパートリーのある人たちだが、今日は演芸ネタが並ぶ。『手のひらを太陽に体操』でお客さんの気分を盛り上げて、『お椀と茶碗とジャズ』『農協の歌』『船の歌・歯医者の歌・中国の歌・韓国の歌』『浦和』『キヨシのギター・コーナー』『トルコ行進曲〜男はつらいよ〜笑点のテーマ』。すっかりお馴染みになったネタだが、受けるよなあ、これらのネタは鉄板。 なぜかトリオからコンビになってからの方がパワー・アップしたような東京ボーイズ。『なぞかけ小唄』で時事ネタから。コーラス『故郷』、輪唱『静かな湖畔』、コーラス『カチューシャ』。他にもヒット曲を二曲ほどサカナにして、最短縮中の島でエンディング。 トリがだるま食堂のソウル・シスターズのネタ。なにが鉄板といって、この人たちのこのネタくらい鉄板なのは無い。ジャパン・ブルース・アンド・ソウル・カーニバルの前座に出したら絶対に受けると思うのだが、いかがだろう。 5月23日記 静かなお喋り 5月21日 このコーナーの表紙に戻る |